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【ホンダ ヴェゼル 新型】開発責任者「生活の愉しさを増幅させるクルマ」…4月発売へ外観など初公開

  • 《写真撮影 中野英幸》
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  • 《写真提供 本田技研工業》
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ホンダは2月18日、主力SUV『ヴェゼル』の全面改良モデルの外観などをオンラインで初公開した。2013年12月の初代登場から7年4か月での刷新であり、4月に発売する。

新型は「AMP UP YOUR LIFE」をコンセプトとし、AMP UPには日々の生活の愉しさを「増幅させる」という開発の指針を託した。そのうえで「信頼」「美しさ」「気軽な愉しさ」という価値の提供を目指したという。

外観デザインは、前後に直線的なラインを通貫させた力強い水平基調とした。全席での良好な視界を実現するキャビン形状を追求したという。フロントグリルに配置した横ライン部の塗装は、通常タイプではボディ色と同一とするなどカラーリングにも斬新さを織り込んだ。

パワートレインは初代同様1.5リットルのガソリン車と同排気量のハイブリッド車(HV)とし、HVには「e:HEV」システムを採用した。ホンダ独自の「リアルタイムAWD」による4WDモデルも設定している。e:HEVではアクセルオフ時の減速感を「Dレンジ」から「Bレンジ」まで4段階で選択できる「減速セレクター」も新導入した。

安全技術では最新の「ホンダセンシング」を採用し、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)は、渋滞時も追従走行できるようになった。また、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビームの3機能も追加している。コネクティッド技術は車載通信モジュールによる「ホンダコネクト」を採用しており、ホンダ初となるナビの地図が自動更新されるサービスなどを搭載した。

18日のオンライン発表で、開発責任者である四輪事業本部ものづくりセンターの岡部宏二郎シニアチーフエンジニアは、デザインの刷新で現行モデルより大きめに見えるボディサイズについて「コンパクトサイズにこだわったので、大きくはなっていない」と明かした。今回はサイズ等は公表していない。

また、e:HEVモデルについて「電動感のある走りとした。一方で『減速セレクター』によって減速感を高めに設定することができるので、安心感のある走りも可能」と説明した。さらに、2代目モデルについて「コロナ禍の難しい時代だが、ヴェゼルに乗っていただくと日常がどんどん愉しくなる。それができるクルマができた」とアピールした。