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自動運転の大型電気バス、羽田空港で試験運用へ ANA
全日本空輸(ANA)は2月1日、ボードリー、先進モビリティ、BYDジャパンとともに、2月1日から12日までの間、羽田空港の制限区域内で、従業員の移動用として、大型電気自動運転バスの試験運用を実施する。
実際に業務に従事する乗務員を乗せて制限区域内(空港において、出入国審査線の内側の区域)を大型電気自動運転バスが走行するのは初めて。
試験運用では、国土交通省が自動走行用に試験的に作成した高精度3次元地図や、ジャイロセンサー、障害物センサー、走行制御コンピューターなどを使用して自動運転レベル3(システムの要請に応じて手動運転)で運行する。遠隔制御性、操作対応性など、他の空港内交通への影響を含めて様々な観点から安全性を検証し、実用化に向けた課題整理や具体的な業務設計につなげる。
また、今回の取り組み結果を踏まえて、関係各社との継続的な連携・協力のもと、2021年内に、乗客の乗り継ぎの利便性向上を目的とした試験運用を実施し、2025年には無人自動運転の実用化を目指す。
運行するバスはBYDジャパンが用意した「K9RA」をベースに改造した57人乗りの大型電気自動運転バスで、羽田空港第2ターミナル制限区域内を走行する。