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「自動運転車」を適切な呼称に—レベル3以上を決定 国交省
国土交通省は12月11日、ユーザーが自動運転車の機能を過信せず、適切な運転操作を行うことを目的に、自動運転レベル3以降の車両の呼称を新たに策定したと発表した。
自動運転は交通事故防止に役立つものの、万能ではなく、ユーザーがその機能の限界を正しく理解し、引き続き安全に配慮した適切な運転操作を行うことが重要。国土交通省の先進安全自動車推進検討会では、市販車に搭載されている自動運転について、ユーザーが機能や、限界を正しく理解してもらうため、自動運転の各レベルの車両の呼称を検討してきた。
2018年度にレベル1とレベル2の呼称を「運転支援車」と策定・公表した。今回、レベル3以降の呼称についても新たに策定した。
レベル3は「条件付自動運転車(限定領域)」、レベル4が「自動運転車(限定領域)」、レベル5が「完全自動運転車」とする。
国土交通省では今後も引き続き、先進安全自動車技術や自動運転車の適切な使用を促すことで、これら技術を搭載した自動車の円滑な普及を促進していく。