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第2回自動運転AIチャレンジ、優勝はNTTデータオートモビリジェンス研究所
自動車技術会は12月12日、「第2回自動運転AIチャレンジ」の表彰式を実施し結果を発表した。
自動運転AIチャレンジは、自動車業界に関わるAI・IT技術者の発掘育成を目的として、産官学が協力して開催している。今年は当初、6月14日に東京大学生産技術研究所附属千葉実験所(柏キャンパス内)で実車を使用し「認識部門」と「制御部門」の競技を行う予定だった。しかし、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)感染防止の観点から、実車競技を中止し、両部門をまとめてオンラインシミュレーションで決勝を実施することに決定。「認識部門」は経済産業省主催「第2回AIエッジコンテスト」上位チームの招待、「制御部門」は本会主催オンラインシミュレーション予選通過チームが出場し計12チームが参加した。
オンラインシミュレーション決勝は、コロナ禍でフードデリバリーサービスの需要が急増する中、物流と交通安全また感染防止の観点からも実現が期待される自動運転車での配達がテーマ。参加者はプログラムを提出し、自動運転車でいくつかの課題をクリアしながら注文品を損なうことなく迅速丁寧に届ける、というタスクをオンライン上のシミュレータで競った。
その結果、12チーム中、完走は5チーム。課題をクリアしながらトップタイムを出した「gatti」(坂本伸さん、宇井健一さん:NTTデータオートモビリジェンス研究所)が最優秀賞(経済産業省製造産業局長賞)に輝いた。
以下、2位の優秀賞(日本自動車工業会会長賞)が「Shallow Learners」(中川博憲さん、堀内義雅さん、郡山博輝さん:トヨタ自動車)、3位が「tomo123」(中垣友宏さん:サン電子)となった。