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道路空間計測車両システムを開発—自動運転などに向けて パスコ

  • 《画像提供 パスコ》
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パスコは12月9日、道路の詳細な路面状況を含む道路空間全体を計測できる計測車両システム「リアルディメンション」を開発、本格運用を開始したと発表した。

従来、道路空間データの計測では、道路施設管理や自動運転に必要な高精度道路基盤地図整備に「モービルマッピングシステム(MMS)」を、路面の点検・調査や維持管理には路面状態測定車「リアル」を使用していた。

今回、MMSとリアルの機能を統合して1台で道路空間全体を計測するとともに、機器やオペレーションの機能性と計測の安全性を強化するとともに、取得したデータの解析処理効率化と、データ品質の向上を実現するシステムを開発した。

システムを活用して、道路のインフラ・デジタルツインの構築に必要な橋梁・トンネル・のり面・道路付属物など道路空間全体の3次元データを取得できるほか、アセットマネジメントとリスクマネジメントを同時に実現する。

また、サイバー空間(仮想空間)に構築された高精度な 3次元データ上で、様々なシミュレーションを行うことで、インフラ老朽化対策や国土強靭化対策にも活用できる見通し。