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マセラティ 、新型SUV『グレカーレ』と次期『グラントゥーリズモ』を2021年発表へ…ティザー
マセラティは12月1日、『Maserati from A to Z』と題した映像を公開した。アルファベットの26文字からなるキーワードは、ブランドの過去、現在、未来を表現したもので、この映像の中で新型車を予告している。
1914年12月1日、アルフィエーリ・マセラティは、兄弟のエットーレとエルネストとともに、イタリア・ボローニャの中心部に位置するペポリ通り1A番地に、「アルフィエーリ マセラティ」を設立した。ブランド設立から106年を迎えた現在、マセラティはその創業と一世紀以上に及ぶ歴史を祝うとともに、来るべき未来を見つめているという。
『Maserati from A to Z』と題された映像では、創業からのマセラティの精神と、パフォーマンス、革新性、独自性を追求し続けるマセラティのチャレンジスピリットを伝えている。アルファベットのビートに合わせて、マセラティがこれまで歩んできた道、そしてこれから進むべき道が語られている。
4分の映像の中には30台以上のマセラティ車とモダンで多彩なキャストが登場し、時代を超越した精神を、ビジュアル面でのインパクトの強いイメージで表現している。また、映像の最後の「Z」では、 「Zooming into the Future」として、現在開発中の新型SUVの『グレカーレ』と次期『グラントゥーリズモ』のティザーイメージを公開している。
グレカーレは、『レヴァンテ』に続くマセラティのSUV第2弾となる。マセラティには、そのモデル名に伝統的に風にちなんだ車名を付けてきた。1963年の『ミストラル』から始まり、『ギブリ』、『ボーラ』、『メラク』、『カムシン』が発表された。
そして2016年には、マセラティ初のSUVとなるレヴァンテが登場している。グレカーレにも、風の名前が冠された。地中海に吹く北東の風にちなんで、グレカーレと名付けられた。グレカーレは、マセラティのビジネスをさらに拡大する役割を担い、2021年に発表される予定だ。
また、2021年に発表される予定の次期グラントゥーリズモは、次期『グランカブリオ』とともに、マセラティブランド初の100%EVになるモデルだ。イタリア・モデナで設計され、トリノ工場で生産を行う、としている。