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【レクサス LS 改良新型】日本の伝統工芸による装飾品を採用—プラチナ箔
箔一は11月19日、箔装飾がトヨタ自動車の改良新型レクサス『LS』のインテリアに採用されたと発表した。ドアトリム部分の装飾として自動車インテリアに世界初となるプラチナ箔を使用した。
伝統的な技法そのままに箔職人が丁寧に仕上げたとしている。箔の伝統美を最大限に活かしながら品質の担保が困難だったが、長い歳月を経て製品化した。
工業製品は同一の意匠・品質での供給が求められる。一方で、伝統工芸品は、箔に個性があることに加え、ひとつひとつが職人の手作業によるため、箔の表情や貼り方の違いで、一品ものとなる。今回の製品化では、箔装飾の各工程別に仕様や素材を細かく設定し、検証を繰り返すことで、工業製品の品質と伝統工芸の世界観を融合、内装材としての採用が実現した。
ドアトリム部分は、プラチナ箔を独自のしわ感を残しながら貼り、室内空間で職人の手技を感じられる仕上がりにしたとしている。