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日産 キャシュカイ 新型の開発は最終段階…クロスオーバーSUVプロトタイプの写真

  • 《photo by Nissan》
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  • 《写真提供 日産自動車》
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日産が欧州市場で販売しているクロスオーバーSUVの『キャシュカイ』。3代目となる新型は2021年の春に発表予定で、開発は最終段階に差しかかったようだ。欧州日産自動車は11日、偽装をまとってテスト走行する新型のプロトタイプの写真を公表した。

新型キャシュカイは「CMF-C」プラットフォームを使用した、欧州では最初の新型車となる。また、内燃機関発電&電気駆動の「e-POWER」を採用した、欧州では最初の新型車ともなる。

2007年導入の初代は、欧州市場のミディアムクロスオーバー・セグメントのパイオニアであり、それゆえベンチマークとなった。日本では『デュアリス』の名前で販売され、プラットフォームは当時の『エクストレイル』と共通設計だった。日本のデュアリスは1世代でドロップアウトしたが、欧州では2014年にモデルチェンジし、現在までに100万台以上を販売している。

キャシュカイは欧州の自動車市場の様相を一変させ、多くの類似車を産んだ、と日産では自負する。さらに、3代目が2021年に発売されれば、消費者がクロスオーバーに求めるものの水準をリセットするだろう、と自信を見せる。

新型のスタイリング開発は従来型と同様に、ロンドンにあるニッサン・デザイン・ヨーロッパが手掛け、エンジニアリング開発は同じくイギリスのクランフィールドにあるニッサン・テクニカルセンター・ヨーロッパが担当した。

日産では2020年度から2021年度にかけて、グローバルに12車種の新型車攻勢をかける予定だ。クロスオーバーSUVについては、北米で『ローグ』新型を、インドで『マグナイト』をすでに発表した。日本市場ではEVの『アリア』が2021年に発売され、欧州ではこのキャシュカイがモデルチェンジする。