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日産 NV350キャラバン、現行初のプライベートユース特別仕様を発売
日産自動車は、『NV350キャラバン』に特別仕様車「プレミアムGXブラックギア」を設定し、11月10日より販売を開始した。
NV350キャラバン プレミアムGXブラックギアは、現行キャラバン初となるプライベートユースをコンセプトにした特別仕様車。ロングボディの上級グレード「プレミアムGX」をベースに、キャンプや釣り、自転車など、こだわりの趣味をもつユーザーに向けて遊び心のある仕様を取り入れた。
10日、東京の豊洲で行なわれた発表会で、ブラックギアをまとめた日産自動車の山本聡(あきら)チーフマーケティングマネージャーは「キャラバンは職人さんにハードなツールとしてアピールしてきた。いっぽうバンはアウトドアレジャーにも活用できる。新型コロナ感染症の流行で、“三密”を避けるレジャーのあり方として車中泊に関心が高まっている。そこでプライベートユース向けに振り切った特別仕様を企画した」と説明する。
ボディカラーは専用色となる新色「ステルスグレー」をはじめ、「ブリリアントホワイトパール」、「ファントムブラック」の3色を設定した。エクステリアは、その名前の通り、ブラック基調の加飾を施した「ダークグレーメタル調グリル」やドアミラー、ドアハンドルを採用。フォグランプやドアミラーには、スポーティな印象を与えるオレンジ色のアクセントを加えたほか、高級感のある15インチのアルミホイールも装備する。
インテリアはNV350キャラバン初となるブラックを基調とし、「ピアノブラック調加飾付ステアリング」や「ピアノブラック調インストシフトフィニッシャー」をはじめ、インストロアやグローブボックス、ドアトリム、フロアマットなどもブラックで統一。エクステリア同様、エアコンの吹き出し口周りや、運転席と助手席のシートに施されたダブルステッチに、オレンジの差し色を加え、アクセントを効かせている。
また、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」や「SRSエアバッグ<助手席>+2ステージロードリミッター付プリテンショナーシートベルト」も標準装備。安全性を高めている。
山本チーフマーケティングマネージャーは「(車中泊など)アウトドアアクティビティを楽しむ人は道具についてのこだわりが強い。またタフさを車に求める」と、特別仕様の企画の背景を説明する。
価格はFRの2リットルガソリンエンジンが319万2200円、2.5リットルディーゼルエンジンが379万8300円。4WDはディーゼルエンジンのみで411万1800円。