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新設定のディーゼル×クワトロでキャラ明確に、アウディ Q3 新型[詳細画像]
アウディの新型プレミアムコンパクトSUV『Q3』が8年ぶりにフルモデルチェンジ。内外装デザインの刷新だけでなく、クリーンディーゼル搭載モデルも合わせて追加が行われた。
◆ホイールベース拡大の恩恵
アウディのSUVラインナップ「Qファミリー」専用のオクタゴンシングルフレームグリルをQ3にも採用し、大きな開口部を持つエアインレットや、シャープなデザインが特徴的なデイタイムランニングライト付きLEDヘッドライトを装備している。ボディサイドでは「クワトロ」であることを想起させるブリスターフェンダーやスリークなキャラクターラインが特徴だ。
インテリアでは、オクタゴンシングルフレームグリルからデザインインスパイアを受けたインストルメントパネルが目を引く。上位モデルには10.25インチフル液晶ディスプレイ式バーチャルコックピットを搭載し、スピードメーターやタコメーター等の計器類を始め3Dマップやメディア情報の表示が可能だ。
10.1インチタッチスクリーンのMMIでは車両セッティングや各種インフォテイメントの操作が可能な他、スマートフォンとクルマをつなぐコネクティッドシステムも用意されている。
ボディサイズは、全長4490(従来比+50)×全高1610(同+10)×全幅1840(同+15)mm。ホイールベースは2680(同+75)mm。ホイールベース拡大の恩恵を受けた新型Q3の居住空間は、ヘッドクリアランスが従来比で7mm拡大。ラゲッジスペースも70リットル増え530リットルに。後席を格納すれば最大1525リットルに拡大できる。
◆新設定ディーゼルはクワトロとの組み合わせ
用意されたパワーユニットラインナップはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類。従来の 1.4TFSIガソリンエンジンを高圧の直噴システムなどを用い進化させ、最高出力150ps・最大トルク250Nmを発生させる新開発の1.5TFSIには、気筒休止システムのシリンダーオンデマンド搭載により、パフォーマンスと燃費を両立させる。
新たにラインナップに加わったクリーンディーゼルの2.0TDIは最高出力150ps・最大トルク340Nmを生み出す。ガソリンが2WDのみ、ディーゼルがフルタイム4WDのクワトロのみと、キャラクターも明確だ。WLTCモード燃費は、ガソリンが14.2km/リットル、ディーゼルが15.4km/リットルとなっている。
セーフティ、ドライバー支援機能としては、高速道路走行時の車間調節や車線逸脱抑制を行うアダプティブクルーズアシストや後方接近車両の検知・警告を行うサイドアシスト、一定の速度域で前方の車両や歩行者を検知し危険な場合には警告、ブレーキによる衝突回避等を行うアウディプレゼンスフロントなどを搭載している。
ベースグレード(Q3 35 TFSI)はガソリンのみ。上位グレードの「アドバンスド」と「Sライン」はガソリン、ディーゼル共にラインナップされる。新型Q3の価格は438万から543万円となっている。