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三菱 エクリプスクロス にPHEVが登場!前後デザイン一新 約385万円から

  • 《写真提供 三菱自動車》
  • 《写真撮影 雪岡直樹》
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  • 《写真提供 三菱自動車》

三菱自動車は15日、クーペSUVの新型『エクリプスクロス』の予約注文を開始した。新型は車体前後のデザインを大幅に変更しイメージチェンジ。さらに新たにPHEV(プラグインハイブリッド車)を追加したのが目玉だ。発売は12月で、PHEVモデルのメーカー希望小売価格は約385万円から。SUVと電動化、三菱の強みを活かしてブランド強化を図る。

◆フロント・リヤデザインを一新

新型ではガソリンモデル、今回追加されるPHEVモデルともにデザインを大幅に変更した。フロントデザインは「ダイナミックシールド」コンセプトを進化させ、ヘッドライトは『デリカD:5』同様にバンパー側とするなどランプ類の配置を変更。精悍でスポーティな顔立ちとなった。バンパー下部にはアンダーガードガーニッシュを採用し、力強さも表現している。

リヤデザインは、エクリプスクロスの大きな特徴だった従来のダブルガラスを廃し、流れるようなシルエットのシングルガラスに変更。コンセプトカー『e-エボリューション』を思わせる意匠を取り入れることでクーペSUVらしいスタイリッシュさを強調、三方向に伸びるリヤランプを高い位置に配し、一目で『エクリプス クロス』と分かる独自性を持たせた。

前後のオーバーハングを140mm延長したことで、クーペSUVらしい流麗なシルエットがより進化。さらに荷室容量も拡大し、SUVとしての使い勝手も向上している。

インテリアでは、ブラックを基調色とし、エンボス加工のスエード調素材と 合成皮革のコンビネーションシートを上級グレードに採用。メーカーオプションの本革シートは従来のブラックに加えてライトグレーを新たに設定した。ドアトリムも同色でコーディネートし、上質でスポーティな空間としている。

◆『アウトランダーPHEV』のシステムを最適化して搭載

新たに追加されたPHEVは、プラグインハイブリッドカテゴリーにおいて世界最多販売台数(2013年1月~2020年3月、三菱自動車調べ)を誇る『アウトランダーPHEV』のシステムを受け継いだツインモーター4WD方式のPHEVを採用。前後の1基ずつの高出力モーター、大容量の駆動用バッテリー、2.4リットルMIVECエンジンから構成されるPHEVシステムをエクリプスクロスに最適化して搭載した。

走行モードは、駆動用バッテリーの電力でモーター駆動する「EV走行モード」、エンジンで発電した電力で駆動する「シリーズ走行モード」、エンジンで発生した動力で走行しモーターがアシストする「パラレル走行モード」の3つの設定で、走行状況に応じて自動で切り替えることが可能。電動車ならではの滑らかで力強く静かな加速、軽快感と安心感のある走りを高効率に実現する。

前後のモーターに自由自在に駆動力配分をおこなうツインモーター4WDをベースとした車両運動統合制御システムS-AWCを採用。応答性が高く、より細かい精度での制御が可能な電動車の特性を生かし、走行性能を高めている。また大容量のバッテリーを床下中央に配置したことで前後重量バランスの最適化と低重心化を推進。より上質な乗り心地と、優れた操縦安定性を実現した。

EV航続距離はアウトランダーPHEVと同等の57.6km(WLTCモード)を実現。200Vの普通充電と、急速充電に対応し、普通充電で満充電まで約4.5時間、急速充電なら80%までを約25分で充填することができる。

◆発売は12月、PHEVは約385万円から

10月15日より予約注文を開始、発売は12月の予定。メーカー希望小売価格はPHEVモデルで約385万円~約450万円(消費税込)、ガソリンモデルで約255万円~約335万円(同)。発売までの予約注文期間にPHEVモデルを注文することで4種類の「選べるオプションセット」特典を受けることができる。

エクステリアをスタイリッシュにする「ガーニッシュパッケージ」、「前後ドライブレコーダーパッケージ」、アウトドアレジャーでの使い勝手を高める「アウトドアパッケージ」、自宅への充電用AC200Vコンセントの設置費用を支援する「充電設備機器設置支援」から選ぶことが可能だ。