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自動運転の配膳ロボット『Servi』 ソフトバンクロボティクスが2021年から販売開始

  • 《写真提供 ソフトバンクロボティクス》
  • 《画像提供 ソフトバンクロボティクス》
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ソフトバンクグループのソフトバンクロボティクス(東京都港区)は9月28日、レストランなどで配膳・運搬を担うロボットとして新たに『Servi(サービィ)』の発表会をオンラインで開催。販売は2021年1月からで、価格は3年間契約で月額9万9800円(税別)より。

Serviを開発したのは配膳ロボットで実績とノウハウを持つ米国のロボットメーカー「Bear Robotics」で、ソフトバンクロボティクスとのパートナーシップによって製品化された。本体上部にはトレイをが用意し、オーダーされた料理や飲み物を設定したテーブルまで運搬でき、空いた食器の片付けにも活用可能。3段トレイは360度どの方向からでも載せられる設計で、最大積載量は35kg。

Serviには3DカメラとLiDARセンサーが搭載され、人や障害物なども検知しながら避けて自動走行する。幅60cmの狭い通路も通り抜け可能で、人とのすれ違いもスムーズに行える設計で、店内を巡回する機能も搭載している。また、料理の提供後は自動的に指定スポットまで戻ってくる。操作も「行き先」と「GO」ボタンを押すだけの簡単操作を実現した。

ソフトバンクロボティクスが実施した実店舗での実証実験では、スタッフが混雑時などに、配膳のためにホールと厨房を何度も往復する必要が無くなり、接客により集中できることがわかったという。説明によれば、「スタッフのホール滞在時間もServi導入後に2倍になり、結果として来店者へのサービス向上につながった」とも話す。

説明会に出席したセブン&アイ・フードシステムズの代表取締役小松雅美氏は「Serviはコロナ収束後の必ずやって来る人手不足を解消するのに役立つ」と述べ、今後、同社のファミリーレストラン「デニーズ」で導入していく方針を示した。同じく同席した物語コーポレーションの代表取締役加藤央之氏は「バイキング型レストランならではの作業効率化に役立つ」として300店に導入することを決定したという。

説明会には他にもServiの実証実験に参加したソルト・コンソーシアムの代表取締役井上盛夫氏、とんでんホールディングスの代表取締役長尾治人氏も出席。Serviを通して体験したメリットを説明した。

ソフトバンクロボティクスではServiの先行体験会を東京・渋谷駅前にあるPepper PARLORにて開催。Serviの商品紹介や、実機を使ったタッチ&トライにより、ユーザーの店舗環境を想定した体験ができる。