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アウディ Q5スポーツバック 市販型プロトタイプ、ニュルで高速テストを開始
アウディのミドルクラス・クロスオーバーSUV『Q5』に新たに設定されるクーペSUV、『Q5スポーツバック』の市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始した。
アウディの5ドアクーペ/ハッチバックに与えられる「スポーツバック」の名称が、Qシリーズに与えられたのは日本にも導入されたばかりの『Q3スポーツバック』が初。「Q5スポーツバック」がそれに続くことになる。
ニュルで捉えたプロトタイプはまだカモフラージュも重くデザインの詳細は不明だが、Q5よりアグレッシブに湾曲したリアセクションを特徴とし、ルーフ、リアウィンドウ、リアクォーターパネルなどが新設計されている。またシングルフレームグリルやクラムシェルテールゲートのデザインはQ5と共有するようだ。
インテリアはQ5と同様、10.1インチのMMIタッチディスプレイによる独立したインフォテインメントシステムを採用。写真の車両のメーターパネルは、アナログメーター+ディスプレイのようだが、全面ディスプレイのバーチャルコックピットの採用は確実だ。またスマートフォンインターフェイスは標準で提供される。
パワートレインは、最高出力261ps、最大トルク370Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン、ガソリンターボエンジン+マイルドハイブリッドのほか、3.0リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載する『SQ5スポーツバック』も設定される可能性がありそうだ。
Q5スポーツバックのワールドプレミアは2020年内と予想される。市場ではメルセデスベンツ『GLCクーペ』やBMW『X4』と争うことになる。また、中国を除く全ての市場向けに同社のメキシコ工場でベースモデルと一緒に生産される可能性があるという。