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ポルシェ パナメーラ 改良新型、日本市場で予約受注開始…PHVとターボSを追加
ポルシェジャパンは、改良新型『パナメーラ』の予約受注を8月27日より開始した。
今回の改良ではフロントマスクを刷新。従来はオプションだったスポーツデザインフロントエンドが装着され、印象的なエアインテークグリル、大型化されたサイドの冷却用開口部、シングルバーのフロントライトモジュールを備える。リアのライトストリップは、輪郭が調整されたラゲッジコンパートメントリッド上をシームレスに走り、左右の新開発LEDテールライトクラスターを流れるように結びつけている。
新たなトップグレードとして設定された「ターボS」は、最高出力630ps、最大トルク820Nmを発生する4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。従来のパナメーラターボと比較して、出力で80ps、トルクで50Nmアップ。大幅なパフォーマンスの向上を遂げ、0-100km/h加速(スポーツプラスモード)は3.1秒、最高速度は315km/hに達する。
また、3チャンバーエアサスペンション、ポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム(PASM)、ロール抑制システムであるポルシェダイナミックシャシーコントロールスポーツ(PDCCスポーツ)を各モデルにあわせて専用にカスタマイズ。巨大なパワーを制御しながら路面に伝えるとともに、コーナリング性能を高めている。
「E-パフォーマンス戦略」も追求するポルシェは、パナメーラのラインナップにプラグインハイブリッドの「4S E-ハイブリッド」を追加した。システム出力は412kW(560PS)に達する。0-100 km/h加速は3.7秒、最高速度は298km/hと発表されている。バッテリー総容量は従来のハイブリッドモデルの14.1kWhから17.9 kWhへと拡大した。電気のみによる航続距離はWLTP EAER Cityモードで54kmだ。
ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)には、改良されたボイスパイロットやApple CarPlayなど、新しいデジタル機能やサービスを追加。また日本仕様では他マーケットでオプションとなるレーンキーピングアシスト、アダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト、サラウンドビューを含むパークアシストが標準装備となる。
価格は1249万円から2882万円。ターボS(8速PDK、右ハンドル)が2882万円、4S E-ハイブリッド(8速PDK、右ハンドル)が1877万円となっている。