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ポルシェ パナメーラ 改良新型、630馬力の「ターボS」が新登場…欧州発表

  • 《photo by Porsche》
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ポルシェは8月26日、改良新型『パナメーラ』(Porsche Panamera)をデジタルワールドプレミアした。

パナメーラは、ポルシェの「グランツーリスモ」モデルだ。現行型は2世代目モデルで2016年6月、ドイツ・ベルリンでワールドプレミアされた。現行型には、初代には用意されていなかった「スポーツツーリスモ」が設定されている。

スポーツツーリスモは、ワゴンタイプの「シューティングブレーク」だ。Bピラーから後方にユニークなデザインを備えており、力強いショルダー上部の細長いウインドウラインと長いルーフラインが特徴になる。ルーフ後部はウインドウラインよりもなだらかに下降し、特長的なDピラーがクーペのように、ショルダーセクションへと続いている。

この現行パナメーラが、デビューから4年が経過し、改良新型が8月26日、デジタルワールドプレミアされた。ポルシェらしいパフォーマンスや高い快適性など、 第2世代パナメーラのコア機能が、さらに強化されている。

◆存在感を高める新デザインのエクステリア

改良新型は、新デザインのフロントグリル、大型化されたサイド冷却ベント、シングルバーのフロントライトモジュールなどが特長だ。新グレードの「ターボS」では、フロントエンドを新設計し、サイドエアインテークを大型化することで、ワイド感を強調するデザインとした。デュアルターボのフロントライトモジュールも採用する。

リアは、LEDテールランプのデザインを変更した。ブレーキランプが最上部に移動し、左右のテールランプをつなぐガーニッシュの赤い部分とブレーキランプが、横一列に並ぶ連続的あるデザインとしている。

◆最新のコネクトと先進運転支援システム

改良新型には、「ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント(PCM)」の最新版を搭載する。改良されたオンライン音声コントロールの「ボイスパイロット」、最新の道路標識や危険情報を検知する「リスクレーダー」、ワイヤレスのApple「CarPlay」など、多くのコネクトサービスやデジタル機能&サービスが追加されている。

また、改良新型は、道路標識認識機能付きの「レーンキーピングアシスト」、アダプティブクルーズコントロールを含めた「ポルシェ・イノドライブ」、ナイトビジョンアシスト、レーンチェンジアシスト、「PDLS」を含めたLEDマトリックスヘッドライトなど、革新的なライトとアシストシステムを幅広く導入した。「パークアシスト」には、サラウンドビューとヘッドアップディスプレイがセットされる。

◆ターボSは0~100km/h加速3.1秒で最高速315km/h

改良新型では、従来型の「ターボ」グレードが、ターボSに進化した。4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力630ps/6000rpm、最大トルク83.6kgm/2300~4500rpmを獲得する。従来型のターボに対して、パワーは80ps、トルクは5.1kgm強化された。

「スポーツプラス」モードでは、ターボSは0~100km/h加速を3.1秒で駆け抜ける。最高速は315km/hに到達する。従来型ターボの0~100km/h加速3.6秒(「スポーツクロノパッケージ」)、最高速306km/hに対して、確実に性能を引き上げた。

改良新型では、コーナリングパフォーマンスを最大化するために、3チャンバーエアサスペンション、「ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント(PASM)」、ロールスタビライゼーションシステム、「ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロール・スポーツ(PDCCスポーツ)」、「ポルシェ・トルク・ベクタリング・プラス(PTV Plus)」が、ターボS向けに最適化されている。

このターボSが、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを行い、世界最速の「エグゼクティブカー」に認定された。タイムアタックは、ポルシェのテスト&開発ドライバーのラース・カーン氏が担当した。同氏が、ニュルブルクリンク北コースの20.832kmを7周した。その結果、ベストタイムは、7分29秒81。このタイムを立会人が、ニュルブルクリンク北コースにおけるエグゼクティブカーカテゴリーの新記録と認定している。

日本仕様の価格等を含めた正式発表は、近日中におこなわれる。