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マツダ、新エンジン「SKYACTIV-X」搭載車を11月に米国で初公開…丸本社長が表明
マツダの丸本明社長は10月2日、「HCCI」(予混合圧縮着火)という燃焼方式を採用した新開発ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を搭載したモデルを、11月下旬に開かれる米国のロサンゼルスモーターショーで初公開する計画を示した。
都内で同日開いた、技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」に基づく電動化計画などの記者会見とその後の囲み取材で明らかにした。マツダはSKYACTIV-X搭載車を2019年に発売する計画であり、同モータショーでは具体的なモデルを提示する。
SKYACTIV-Xの第1弾となるこのエンジンの排気量は2.0リットルとなる見通しで、搭載モデルは『アクセラ』(海外名は『Mazda 3』)が有力だ。高い燃費性能が特徴で、その諸元なども公表される見込み。
丸本社長は会見でSKYACTIV-Xについて「次世代ガソリンエンジンであり、マツダが考える理想の内燃機関の実現に向け、開発を進めている」と述べた。SKYACTIV-Xは、一部でスパークプラグによる点火も行うが、燃焼の大部分はディーゼルエンジンのように圧縮着火で行う。
HCCI技術による量産エンジンの実用化は、世界初となる。ただ、低温時など一部の条件下ではプラグの火花で点火させる方式としているため、同社はこの技術を「SPCCI」(火花点火制御圧縮着火)と呼んでいる。