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メルセデスベンツ Sクラス 次期型プロトタイプ、公式以上にボディラインくっきりと
メルセデスベンツのフラッグシップ・4ドアサルーン、『Sクラス』次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。公式でもカモフラージュされた車両の写真が公開されているが、今回のスクープではボディラインをはっきりと見ることができる。
シュトゥットガルト市街でキャッチした車両は、より長いティアドロップ型へ刷新されたヘッドライトと『CLA』や『CLS』を彷彿させる三角形のテールライトが確認できる。トランクリッドとハブキャップの周辺がわずかにカモフラージュされているだけで、ほぼフルヌード状態だ。
新型で最も注目される1つは、レベル3の自動運転機能だろう。「Distronic Active Proximity Control」、及び「Active Street Assist」システムの進化、GPSとリンクし、『Eクラス』新型に搭載される「ドライブパイロット」のアップグレードが予定されている。Sクラス次期型は、メルセデスブランドにおいて、これらの技術を最初に搭載するモデルとなる。
キャビン内では、第2世代のMBUXシステムに12.8インチの縦型ディスプレイ、3Dデジタルインストルメントクラスタ、及び後部座席用に最大3つのディスプレイが装備される。
次期型では、カーボンファイバーとアルミの「MRA II」後輪駆動プラットフォームを採用。後輪ステアリング、先進のアクティブサスペンションなどを実現する。
パワートレインの詳細は明かされていないが、全車に48Vマイルドハイブリッドを採用することが決定しているほか、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボ+電気モーターのプラグインハイブリッドをラインアップ。「S560 e」のパフォーマンスが向上するとみられ、EV走行は最大50kmが可能となりそうだ。
Sクラス次期型のデビューは9月とアナウンスされている。