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コンパクトSUV『DS 3クロスバックE-TENSE』販売開始、DS初のEVは価格499万円より

  • 《写真提供 グループPSAジャパン》
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グループPSAジャパンは7月29日、DSブランド初の電気自動車(EV)『DS 3クロスバックE-TENSE』の販売を開始した。

DS 3クロスバックE-TENSEは、日本市場にも2019年6月に導入されたコンパクトラグジュアリーSUV『DS 3クロスバック』のEV版。次世代コンパクトプラットフォームCMPをベースとしたeCMPに、最大出力100kW(136ps)のモーターと50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離はJC08モードで398km、超高速モードを含む欧州WLTCモードで320kmに達する。

ドライブモードは航続距離の最大化を図る「エコ」と「ノーマル」、そしてパワーとトルクを最大化する「スポーツ」の3種類を用意。これらのモードとは別に、フォーミュラEからインスパイアされた「ノーマル」と「ブレーキ」の2つのエネルギー回生システムを実装する。ノーマルでは、アクセルを戻した時の内燃機関のエンジンブレーキの挙動をシミュレーションし、人の感覚に寄り添ったなじみのある自然な減速感を実現。ブレーキはは最大減速度約1.3m/sとなり、ワンペダルドライブに近い運転が可能となる。

ボディサイズは、全長4120mm×全幅1790mm×全高1550mm、ホイールベースは2560mmと、立体駐車場に入るコンパクトサイズ。電動化により、居住空間やトランクスペースを犠牲するようなことはなく、都会的なコンパクトさをたもちつつ、フル5シーターでクラス最大級約350リットルのトランクスペースもしっかり確保している。

インテリアでは、7インチタッチスクリーンの下に、タッチコントロールとセンターエアアウトレットをひし形に配置。スクリーンには主要なコントロールパネルが表示され、車輌セッティングなどが一箇所にまとめられている。また、バッテリーのヒートポンプ、タイヤ空気圧モニタリングシステム、回生ブレーキと統合されたABS、ESP、レーンキープアシスト、ヒルスタートアシスト、リアパークアシスト、オートエアコン、本革ステアリングホイール、8個のエアバッグ、フラッシュフィッティングドアハンドルなどを標準装備する。

価格はソーシックが499万円(受注生産)、DSドライブアシスト(アクティブクルーズコントロール、トラフィックジャムアシスト、レーンポジショニングキープ)など装備を充実させたグランシックが534万円。