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ウィラー×モービルアイ、ロボタクシー実現に向け協業 2021年に日本で実証実験開始
ウィラー(WILLER)とインテル子会社のイスラエル・モービルアイは7月8日、日本、台湾およびアセアンにおけるロボタクシーソリューションを提供するための戦略的パートナーシップを発表した。
モービルアイは世界中の自治体、交通事業者、モビリティテクノロジー提供企業と協業を開始し、主要な市場の一部では自動運転技術を提供する取り組みを続けている。韓国テグ市とはロボタクシー事業を開始することで合意。また、イスラエルではフォルクスワーゲン社およびチャンピンモーターズ社の3社で合弁企業を設立し、自律走行車を用いたライドヘイリングを実施する予定だ。
一方、ウィラーは日本や台湾およびアセアンにて、各交通事業者が提供するサービスの共通化を目指している。日本ではMaaS Appをリリースし、2020年からはQRシステムによる鉄道や路線バス等の決済を実現。また、交通プラットフォームとして、国内約150社の交通事業者と連携しているほか、台湾では都市間バス最大手の国光汽車客運と、ベトナムではタクシー最大手のマイリンとジョイントベンチャーを設立。シンガポールでは、カーシェア最大手のCar Clubに出資している。
今回の戦略的パートナーシップでは、ロボタクシーや、オンデマンド型シェアサービスの自動運転シャトルの日本における商用化が狙い。それぞれの強みを活かして、モービルアイが自動運転技術と自動運転車両の提供を、ウィラーが各地域やユーザーに合わせたサービスデザイン、規制要件の整理やモビリティの管理、運行会社向けのソリューション開発を担う。
まずは、2021年に日本の公道で自動運転走行でのロボタクシーの実証実験を開始し、2023年には完全自動運転でのロボタクシーと自動運転シャトルのサービス開始を目指す。さらに台湾やアセアンでのサービス展開も検討していく。