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【ジャガー I-PACE】ブランド初のEV、予約受注開始…959万円より

  • 《撮影 高木啓》
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ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガー初の電気自動車(EV)『I-PACE』を発表、9月26日より受注を開始した。

I-PACEは、ミッドサイズSUVのボディに最先端の90kWhリチウムイオンバッテリーを搭載し、470kmの航続距離を実現する、ジャガー初のゼロエミッションモデルだ。永久磁石同期式電動モーターを前後輪に各1基ずつ配置し、アクスルを駆動させ、瞬時に四輪すべてに正確なトルクを配分。最高出力400ps、最大トルク696Nm、0-100km/h加速4.8秒のパフォーマンスを発揮する。基本設計には、軽量なアルミニウムアーキテクチャーを採用。前後重量配分を50:50とすることで、スポーツカーのようなパフォーマンスと安定した走り、快適な乗り心地を提供する。

また、回生ブレーキと機械式ブレーキを一体制御する電動ブレーキ・サーボを搭載し、あらゆる状況で正確なペダルフィーリングを提供する。高回生モードと低回生モードの2段階から強度が選択できる回生ブレーキによりシングルペダルドライビングを実現。アクセルペダルから足を離すと回生ブレーキが作動し、車両を完全に停止させることができる。充電は、最大7kWのAC普通充電と100kWのDC急速充電、日本市場向けには50kW CHAdeMO規格の急速充電に対応。DC急速充電(50kW)の場合は約85分、急速充電(100kW)の場合は約40分で80%まで充電できる。

エクステリアは、SUVでありながらクーペのような流線型のシルエットを持ち、短く低いボンネット、空力特性を強化したルーフデザインを備える。新時代のキャブフォワードデザインやスクエアドオフのリアデザイン、フロントバンパー開口部のアクティブベーンなどにより、空気抵抗係数(Cd値)はわずか0.29。航続距離の向上に貢献している。インテリアはミッドサイズSUVでありながら、ラージサイズSUVに匹敵する空間を確保。リアのラゲッジスペースは656リットルで、シートを折り畳んでフラットにすると1453リットルまで拡大する。

また、ジャガー初となるAI学習機能を備えた「スマート・セッティング」を装備する。リモートキーとスマートフォンのBluetoothを介して、近づいてくるドライバーをI-PACEが自動的に認識し、ドライバーの好みの設定を読み込み、乗車時には、温度設定やインフォテインメント、シート位置等が自動的に調整。各設定は、時間、場所、天候、行動パターンに基づき、ドライバーに合わせてカスタマイズされる。

インフォテインメントシステムには、10インチと5インチの高解像度デュアルタッチスクリーンで構成する「タッチ プロ デュオ」をジャガーとして初採用。タッチスクリーン、静電容量センサー、ロータリー・コントローラーによるシンプルな操作という組み合わせで、直感的な操作ができる。最新のEVナビも搭載。走行履歴やドライビングスタイルを考慮して、目的地までの経路の地形を解析して、高精度な航続距離やバッテリー残量を算出し、安心して運転できる環境を提供する。

価格は959万円から1312万円。