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ジャガー I-PACE 発表、日本法人社長「名立たる高級車メーカーに先んじてお届けする」
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月26日、ジャガーブランドで初の電気自動車となる『I-PACE』の受注を開始した。同社のマグナス・ハンソン社長は都内で開いた発表会で「名立たる高級車メーカーに先んじてゼロエミッション・プレミアムSUVをお届けする」と胸を張った。
ハンソン社長は「我々の気高い誇りの結集であり、ジャガーの脈々と引き継がれたDNAを確実に未来に向けて発信するクルマ」とI-PACEを紹介。
その上で「フルバッテリー電気自動車として初めてというだけではなく、ヨーロッパブランドではまさに初めてのSUVのフルバッテリー電気自動車となる。つまり他の名立たる高級車メーカーに先んじてゼロエミッション、つまり排ガスゼロ・プレミアムSUVをお届けすることになる」と述べた。
続けて「しかも初のというキーフレーズだけではなく、ジャガーとしてしかるべきエレガントさ、外観の美しさ、そして見るからに高速性のあるボディデザインを崩すことなく、実際にハイスピードも実現できた。フル充電後は400km以上の航続距離が可能となっている。これだけあればほとんどの人の日常の需要を満たすだろう」とも強調した。
I-PACEは2つの永久磁石同期式電動モーターが独立して前後輪を駆動、90kWhのリチウムイオン電池の搭載により、最高出力400馬力、最大トルク696Nm、0-100km/h加速4.8秒と、スーパーチャージャー搭載のV8エンジンに匹敵するパフォーマンスとなっている。
最大7kWの交流普通充電、同100kWの直流急速充電に加え、チャデモ規格による充電にも対応、フル充電時の航続距離は最長470km(WLTPモード)を達成している。
I-PACEは全長が4695mmと外観はミッドサイズSUVながら、電気自動車ならではのレイアウトにいりホイールベースは2990mmと、ジャガー『F-PACE』に対し116mm長く、ラージサイズSUV並みの室内空間を確保。荷室も656リットルとF-PACEを5リットル上回っている。
またオプションのエアサスペンションを装着すると、乗降時-40mm、オフロード走行時+50mmの車高調整が可能となるほか、時速105km以上での巡航時には車高を10mm自動的に下げて空気抵抗を低減するという。また電気自動車ながら渡河水深500mmを実現しているのも特徴となっている。
I-PACEの価格は959万-1312万円となっており、 納車開始はハンソン社長によると「2019年早々にはお客様のお手元に届けられる運び」とのことだ。