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メルセデスベンツ GLE 新型、7年ぶりのモデルチェンジ…パリモーターショー2018で発表へ

●Mクラスから改名後、初めてのモデルチェンジ
メルセデスベンツは9月24日、フランスで10月に開催されるパリモーターショー2018において、新型『GLE』(Mercedes-Benz GLE)をワールドプレミアすると発表した。

従来型GLEは2015年春、『Mクラス』の大幅改良モデルとして発表。メルセデスベンツはSUVに、順次新たなネーミング手法を導入。Mクラスは大幅改良を機に、GLEに車名を変更した。そのGLEが2011年に3代目Mクラスとしてデビュー以来、およそ7年ぶりにモデルチェンジを実施する。

新型GLEの外観には、メルセデスベンツのデザインを統括するゴードン・ワグナー氏のデザイン哲学「Sensual Purity(官能的な純粋さ)」を反映。力強い存在感が重視されており、とくにフロントマスクは、8角形のグリル、クロームメッキのアンダーガード、2つのパワードームを備えたボンネットなどに、パワフルさを表現する。新型GLEは、エアロダイナミクス性能を追求。前方の空気抵抗係数を示すCd値は、0.29と先代の0.32から向上。メルセデスベンツによると、セグメント最高のCd値という。ホイールスポイラーやテールゲートスポイラーなどの空力パーツ、ドアミラーやアンダーボディのデザインなどが、このCd値実現に貢献する。

●パワートレインは48Vマイルドハイブリッド
新型GLEは発売当初、「GLE450 4MATIC」グレードのみを設定。パワートレインには、48Vのマイルドハイブリッドシステムとなるのが特徴。3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力367hp、最大トルク51kgmを引き出す。このエンジンに、「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システムなどの新技術を組み合わせ、効率性、快適性、高性能化を同時に追求。ISGは最大出力22hp、最大トルク25.5kgmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ね備える。回生ブレーキによる発電で得た電力を、リチウムイオンバッテリーに蓄電。エンジン低回転時にその電力を利用して動力を補助し、高い効率性と力強い加速を追求した。また、スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、快適性も引き上げた。

インテリアは、ホイールベースを先代比で80mm伸ばし、2995mmとした効果で、室内空間が拡大。とくに2列目シートの足元空間は、先代よりも69mm増えて、1045mmに。荷室容量は、シートが通常の状態で825リットル。後席を倒せば、最大で2055リットルに広がる。オプションで3列目シートを用意した。

●デジタルコクピット
新型GLEには、ドライバー正面のメーター部分と、ダッシュボード中央のモニターを一体デザインとしたデジタルコクピットを採用。この12.3インチの2つの高精細ワイドディスプレイを、一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイとした。このディスプレイは、空中に浮かんでいるように見え、インテリアデザインの水平方向の流れを強調する中心要素に。インストゥルメントクラスターとなるこのコックピットディスプレイは、ドライバーの視野に直接入るさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方のセンターディスプレイで構成される。

新型GLEには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載。「アクティブ・ディスタンス・アシスト・ディストロニック」、「アクティブ・ブレーキ・アシスト」、「アクティブ・ストップ&ゴー・アシスト」、「アクティブ・ステアリング・アシスト」、「アクティブ・ディスタンス・アシスト」、「アクティブ・ブラインド・スポット・アシスト」など、豊富に用意されている。