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自動運転車が防止できる事故は3分の1 米IIHSが調査[訂正]
米国IIHS(道路安全保険協会)は6月4日、自動運転車が防止できるのは、すべての事故の3分の1との調査結果を発表した。
IIHSの研究者は、全米の警察から報告された5000以上の事故を調査した。そしてIIHSは、ドライバーが事故を起こした要因を、5つのカテゴリーに分類した。
「認知エラー」は、ドライバーの注意散漫、視界の妨げ、危険を認識できないことなど。「予測エラー」は、ドライバーが交通量や他の車両の速度などついて、判断を誤ったこと。「意思決定エラー」は、交通の流れに対して速すぎたり、遅すぎたりする運転や、先行車との車間距離が短いことなど。「実行とパフォーマンスエラー」は、不適切で不正確な回避操作、車両の制御におけるその他のミスなど。「無力化」は、アルコールや薬物の使用、病気、居眠り運転などに起因する事故だ。
IIHSの研究者は将来、すべての車両が自動運転化されると仮定した。そして、自動運転車が5つの事故の要因に遭遇した時、自動運転車が避けることができるのは、認知エラーと意思決定エラーの2つの事故要因だけとの結論を導いた。IIHSによると、認知エラーと意思決定エラーによる事故は、事故全体の3分の1を占めるという。
IIHSは、道路上のすべての車両が自動運転車なら、認知エラーと無力化による事故は回避される可能性がある。ただし、完全に機能するセンサーと故障しないシステムが必要。自動運転車が予測エラーや実行とパフォーマンスエラーを回避するようにプログラムされていない限り、事故は依然として発生する可能性がある、としている。
<おわび> 当初、「(自動運転車が避けることができるのは)検知エラーと意思決定エラー」としましたが、正しくは「認知エラーと無力化」です。「検知エラー」も「認知エラー」に修正しました。訂正して再出力しました。