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ポルシェ初のEVクロスオーバー「クロスツーリスモ」、生産準備完了か…年内デビューへ
ポルシェ『タイカン』初の派生ワゴンとなるEVクロスオーバー『タイカン クロスツーリスモ』の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
4月の終わりになっても極寒のスカンジナビアに出現したプロトタイプは、ヘッドライト、テールライトなどすべて最終的な形となっており、残すはテールライトの赤いテープとリアクォーターウィンドウのキックアップされたトリムだけのようだ。
市販型では、2018年に公開されたコンセプトカー、『Mission E Cross Turismo』に近いエクステリアが予想される。
セクシーなロングルーフを除けば、ほぼタイカンと共有、コックピットには、音声コマンドを備える10.9インチのインフォテイメントシステム、助手席のディスプレイはオプションとなる。
ラインアップは「4S」「ターボ」「ターボS」が予想されており、時期をずらして登場するだろう。その最高出力は、4Sが571ps、ターボは680ps、ハイエンドのターボSでは761psのオーバーブーストを発生させる。また0-100km/h加速はそれぞれ4.0秒、3.2秒、2.8秒のパフォーマンスを持つ。
通常のEVの400Vではなく、800Vのシステム電圧を備えており、約5分で最大100kmの航続に必要な電力を充電できる。1回の充電での航続は、4Sが最大464km、ターボSが最大412km、ターボが450km(WLTPに準拠)となる。
コロナウィルスの影響でワールドプレミアは流動的だが、年内にデジタルワールドプレミアなども予想される。