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BMW X4 新型、伸びやかなスタイルの理由と効果…X3との違い
登場以来はじめてのフルモデルチェンジを受けたBMW『X4』が9月6日、日本でお披露目された。
新型の進化や特徴は果たしてどんな部分にあるのだろうか? BMWの日本法人でプロダクトマネージャーを務めるデクス・ビクター・ファン・ウネン氏に尋ねた。
「先代から進化した部分としてまずお伝えしたいのは、ダイナミックになったスタイルですね。先代は『X3のルーフを低くしたクルマ』という声が多く聞こえましたが、新型はまったく新しいデザインになりました」
確かに新型を目にすると、全体としてのプロポーションが流麗になったことを感じる。特に斜め後ろから見たときのDピラーやリヤフェンダーのラインが美しい。そして細長く立体的なLEDテールランプもアクセントになっている。
ところで車体寸法を見ると、先代X4の全幅がX3と同じだったのに対し、新型は現行X3に対して車幅が30mm増えていることに気が付く。
「全幅だけなく全長でもX3との“差”が先代より大きくなりました。現行X3に比べて天井が低くなり、幅も広くなり、そして長くなったからひときわ伸びやかなデザインになりましたよね。
今回のフルモデルチェンジでは車体サイズのX3との差が増したこともあって、個人的には“進化”というよりも“別のクルマになった”と感じています」(デクス・ビクター・ファン・ウネン氏)
実は新型X4にとって全幅が広がったことの意味は大きい。
「X3がベースですが、車幅を広くすることで車体構造は広範囲にわたって新たにX4用に別設計となっています」とデクス・ビクター・ファン・ウネン氏は言う。
伸びやかになったスタイリングの背景には、先代に比べてX3とのボディサイズの差が広がったことが大きく効いているようだ。そして従来以上にX3とは違うモデルになっているのが新型X4なのである。