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ルノー カングー 新型、実車を最速スクープ!新プラットフォームでデザイン刷新、EVも
ルノー『カングー』新型プロトタイプをカメラが捉えた。開催中止となった「ジュネーブモーターショー2020」で、EVコンセプトとして発表予定だったカングー新型の実車を最速スクープした。
カングーは1997年に初代が発売、優れた走行性能と実用性の高いラゲッジルームを併せ持ち、欧州を代表する商用バンとなった。日本へは2002年から投入され、2007年には第2世代が発売された。
現在欧州の商用車セグメントは、トヨタをはじめフォード、シトロエン、VW、スズキなどにより激しい市場争いが起こっていおり、新型モデルへのバトンタッチが急務だ。
次期型では、『メガーヌ』と共有する「CMF-C」プラットフォームを採用、大型化されるボディは、より快適な室内空間と収納スペースが期待できるだろう。同社では、2019年11に『カングーZ.Eコンセプト』を発表、次期カングーのプレビューモデルと伝えられていた。その意匠は市販版にも色濃く反映される。
捉えたプロトタイプは、全体がカモフラージュされており詳細は不明だが、再設計された水平基調のヘッドライトやコンパクトに収まるテールライトが確認できる。またキャビン内では、タブレットスタイルのタッチスクリーンやインフォテイメントシステムを搭載するはずだ。
パワートレインは、最高出力80ps、95ps、115psを発揮する1.5リットルdCiディーゼルエンジン、最高出力130psを発揮する1.3リットル直列4気筒TCeターボチャージャーガソリンエンジン、最高出力140psを発揮するハイブリッドパワートレイン、そしてフルEVが設定される。
カングー新型は2020年春に商用バンが先行公開予定で、今秋に乗用バージョンが続く予定だ。カングーと「カングーZ.E」新型は、フランク北部のモブージュにあるMCA工場にて生産が予定されており、ルノーはこの施設に5年間で4億5000万ユーロ(約540億円)投資する計画をもっている。