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日産の自動運転、英国で370kmを走破
日産自動車の欧州部門は2月5日、先代『リーフ』(Nissan Leaf)をベースにした自動運転車が、英国内の370kmを走破するテストを完了した、と発表した。
このテストは、英国政府が支援する欧州日産主導のコンソーシアム「HumanDrive」が実施したもの。テスト車両には、最新のGPS、レーダー、LiDAR、カメラ技術を搭載しており、車両の周囲の認識性能を高めている。 また、走行ルートには、複雑な環状交差点や、道路標示、白い線、縁石のない高速カントリーレーンなど、英国特有の多くの道路環境が含まれていた。
プロジェクトの重要なテーマのひとつが、高度な自動運転システムを開発することだ。未来の高度な自動運転システムが、顧客に快適なエクスペリエンスをもたらすことは、自動運転の未来に向かって進むうえで重要という。
このプロジェクトでは、機械学習の人工知能(AI)技術が、自動運転車のユーザーエクスペリエンスと乗客の快適性をどのように向上させるかも調査した。リーフのテスト車両には、コンソーシアムメンバーの日立によって開発されたAIシステムを組み込んでおり、リアルタイムの機械学習を可能にする。これにより、障害物に遭遇しても、安全なルートを走行できるという。
欧州日産は、HumanDriveプロジェクトにより、複雑なラウンドアバウト交差点や道路標識、白線、縁石のない高速カントリーレーンなど、英国特有の道路で遭遇する課題に対処できる自動運転車両を開発できた、としている。