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VW、自動運転の電動シャトル運行へ…2022 FIFAワールドカップに合わせて

  • 《photo by VW》
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フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は12月16日、2022年にレベル4の自動運転電動シャトルを、カタールの首都ドーハで運行するプロジェクトを発表した。

このプロジェクトは、「プロジェクト・カタール・モビリティ」と命名され、カタール投資庁と共同で行われる。フォルクスワーゲングループはカタール投資庁と協力して、必要とされるデジタルインフラなどを開発し、複数の自動運転電動シャトルを、ドーハの公共交通ネットワークに組み込む。

自動運転電動シャトルには、フォルクスワーゲンのEVの『ID. BUZZ』と、スカニアのバスをベースにした車両を使用する。ウエストベイ地区の規定ルートにおいて、ID. BUZZは最大4人の乗客を、スカニアのバスはそれ以上の乗客を輸送する。

さらに、フォルクスワーゲングループ傘下のAIDとMOIAは、サービスに必要な知識やアプリ向けソフトウエアを提供する。フォルクスワーゲングループの4つのブランドが、共同で都市モビリティプロジェクトに取り組むのは、初めてという。

このプロジェクトは、カタールでのサッカー「2022 FIFAワールドカップ」の開幕に合わせて、2022年内に稼働を開始する予定だ。将来の自動運転の技術的ショーケースを提供する、としている。