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マツダ CX-30 佐賀主査「SKYACTIV-Xの比率は1-2割を」…シリーズの受注は好調な立ち上がり
マツダは11月26日、発売からおよそ1か月が経過した新型SUV『CX-30』の国内受注が月間販売計画を上回るペースで推移し、好調な立ち上がりになっていると明らかにした。
同日に都内で開いたメディア向け試乗会で、受注したユーザーの下取り車の動向などを分析して公表した。具体的な累計受注台数は明らかにしていないが、「初年度は月間販売計画である2500台を上回る高い社内計画を掲げているものの、それを上回る数字で進捗している」(国内広報部)という。少なくとも月間3000台は超える水準と見られる。
約4000件の下取り車の分析では、マツダ車が50%、他銘柄車が27%、初めてSUVを購入する新規・増車が23%―となっている。マツダは「国内市場では初めてSUVを購入する顧客はモデル平均で8%程度なのでCX-30の23%は極めて高い。好調な受注の大きな要因になっている」(国内営業本部)と、評価している。
また、開発責任者の佐賀尚人商品本部主査は「CX-30は当社の基幹車種を目指して開発してきたが、初めてマツダに乗っていただくというお客様が多く、開発の狙いに沿った状況となっている」と、話している。CX-30は2.0リットルのガソリン車と1.8リットルのディーゼル車を10月24日に発売しており、佐賀主査によると、現在はガソリンとディーゼルの比率はほぼ半数ずつになっているという。
2020年1月には、新しい燃焼技術を採用した2.0リットルのガソリンエンジン「SKYACTIV-X」の搭載車(マイルドハイブリッド車)を追加する予定。佐賀主査は、SKYACTIV-Xについて「ディーゼルのトルク感とガソリンの伸び感を併せもっているが、私としてはどのような車速領域からでもアクセルに気持ち良く反応してくれるという新しい価値をお伝えしたい。CX-30は輸入車からの乗り換えも多いので、そうしたお客様の獲得にもつなげたい」と期待を示した。
また、シリーズでのSKYACTIV-X搭載車の販売比率に関しては「大体、1~2割のお客様に乗っていただけるようにしたい」と述べた。