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【ダイハツ ロッキー 新型】開発責任者「ダイハツならではの新ジャンルのコンパクトSUV」

  • 《提供 ダイハツ工業》
  • 《提供 トヨタ自動車》
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ダイハツ工業は11月5日、新型コンパクトSUV『ロッキー』を発売した。一括企画開発手法DNGAの第2弾となるモデルで、1リットル3気筒ターボエンジンを搭載する。トヨタ自動車には『ライズ』のモデル名でOEM供給し、同時発売された。

ダイハツ工業の大野宣彦エグゼクティブチーフエンジニアは「コンパクトSUVの中で荷室もちゃんと使えて、室内も広いというのはなかなか少なかった。例えば『タント』や『ムーヴ』のように、決められた寸法の中で室内を広くするというところは私どもの得意とする分野なので、それを生かそうと考えた」とした上で、「DNGAの技術でこれまでにないダイハツならではの新ジャンルのコンパクトSUVを企画、開発した」と話す。

その広さについて大野氏は「全長は3995mmと4mを切るサイズ、全幅は1695mmと5ナンバーのコンパクトサイズとしながら、前後のカップルディスタンス(乗員のヒップポイント間の距離)は900mmと広い室内空間を実現した。さらに荷室は最大積載量369リットルと大容量で使い勝手が良く、2段可変式のデッキボードの下にはさらに多くの収納が可能な設定にしている。もちろん家族や友人との遠出にも十分使える荷室としている」と解説。

外観に関しては「力強く、アクティブな骨格を表現するデザイン。安心感を与える厚みのあるロアボディと踏ん張りのある大径タイヤと張り出したフェンダー、そして軽快感のあるキャビン、これで力強さ、アクティブさを表現している」と説明。

ちなみにロッキーとライズの違いは「顔だけ」。ヘッドライトは同じもので、グリルやバンパーなど樹脂部品の形状の違いで、それぞれの個性を出している。

ロッキー/ライズの外観デザインの特徴のひとつになっているのが大径タイヤだが、大野氏は「ワンクラス上の17インチタイヤを採用しながら、5mの最小回転半径を実現」と、小回りの良さも強調する。

パワートレインは「DNGAにより開発したD-CVTの搭載と、軽快な加速性能を実現する1リットルターボエンジン」の組み合わせで、また「4WDモデルには様々なシーンで安定した走行を実現するダイナミットルククコントロールを採用している」という。

予防安全機能も最新のものが搭載されている。「新型タントに設定しているスマートアシストの全車速追従機能付きACCとスマートパノラマパーキングアシストはこのモデルにも装着。さらに次世代のスマートアシストとしてブラインドスポットモニターと、リアクロストラフィックアラートを新たに設定した」とのことだ。

ダイハツ・ロッキーの価格は170万5000~242万2200円で、月2000台の販売を計画している。一方、トヨタ ライズの価格は167万9000~228万2200円、月販目標は4100台。いずれもダイハツ滋賀工場で生産する。