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【アウディ A1スポーツバック 新型】初の全面改良で居住空間拡大 価格365万円より
アウディジャパンは、コンパクトハッチバック『A1スポーツバック』をフルモデルチェンジし、11月25日より発売する。
2011年の初代発売以来、初の全面改良となる新型モデルは、95mm長くなったホイールベースにより、上位セグメントに迫る居住空間を実現し、荷室も65リットル拡大している。また、ボディ骨格に熱間成形スチール製のコンポーネントを採用。高剛性ボディと高い組み立て精度により、スポーティなドライブフィールを実現するとともに、車内における静粛性も高めている。
運転支援システムも上級モデル譲りの内容。視界が悪くても、レーダーセンサーで前方を走るクルマや道路を横断する歩行者など、危険な状況を検知し、警告また必要に応じて緊急自動ブレーキを作動するアウディプレセンスフロントを全車標準装備する。また、オプションのアウディプレセンスベーシックを搭載すれば、万一の際、フロントシートベルトを締め上げ、ウィンドウを自動的に閉じ、ハザードライトを点滅するなど、フルブレーキや衝突に備えて衝撃を緩和する。これ以外にもアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシスト、ハイビームアシストも用意する。
エクステリアデザインのハイライトは、幅広く低い位置にあるシングルフレームグリルと、パワフルなエンジンをイメージさせるサイドエアインレットだ。また、ボンネット先端の3分割スリットやワイドなCピラーは、1984年に登場してラリー界を席巻した「Audi Sport quattro」へのオマージュ。ワイドなトレッドと短いオーバーハングにより、スポーティで躍動感あふれる外観となっている。そのほか、ヘッドライトに加えて、ポジショニングライトやターンインジケーター、リヤコンビネーションライトなど、すべてにLEDを採用している。
インテリアは、インストルメントパネルを運転席側へとわずかに傾斜したコックピットで、ドライバーオリエンテッドなスポーティな空間を演出。MMIナビゲーションシステムや多機能のアウディバーチャルコックピットを装着すれば、よりスポーティなイメージを高める。USB充電ポートは標準装備となり、Apple CarPlayやAndroid Autoが利用可能となるアウディスマートフォンインターフェイスや、ワイヤレスチャージングもオプション設定。また、11個のスピーカーにより高音質を実現するバング&オルフセン3Dサラウンドシステムも、A1として初めてオプション設定した。
パワーユニットは、1.0リットル3気筒(25 TFSI)と新開発の1.5リットル4気筒エンジン(35 TFSI)の2種類を設定する。従来の1.4リットルに代わる1.5リットル新エンジンは、高圧の直噴システムの採用などにより最高出力150ps、最大トルク250Nmを発揮する一方で、気筒休止システム シリンダーオンデマンド(COD)によって効率の良さも追求。トランスミッションは全車7速Sトロニックを採用する。
ボディカラーはアウディ初となるティオマングリーンおよびパイソンイエローメタリックをはじめとする10色を用意。ルーフカラーは、ボディ同色またはミトスブラックメタリックのコントラストルーフもオプションで選択できる。
価格は35 TFSIアドバンスドが365万円、充実装備の35 TFSI Sラインが391万円。なお、1.0リットルエンジンを搭載する「A1スポーツバック 25 TFSI」の日本市場導入は、2020年第2四半期を予定している。