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プジョーが新型MPV『リフター』の特別仕様を先行発売…正式導入は2020年夏

  • 《撮影 小松哲也》
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プジョー・シトロン・ジャポンは10月18日、プジョーブランドの新型マルチパーパスビークル(MPV)『リフター』を発表した。まずマルチパノラミックルーフなどを装備した特別仕様車のオンライン予約注文を10月19日から受け付ける。価格は336万円。

プジョー・シトロン・ジャポンでプジョープリダクトマネジャーを務める上村学氏は都内で開いた発表会で「プジョーとしては全く新しいタイプのモデル。リフターは2018年のジュネーブモーターショーで発表以来、日本でも大変な反響と期待を頂いた。来年夏の正式導入に先駆けて特別仕様車リフター デビューエディションを先行発売する」と述べた。

リフターの特徴に関しては「MPVが得意とする機能性、スペースはもちろん、プジョーらしいSUVの力強さ、機動力、他のプジョー車同様な内外装の高いクオリティ、そして1.5リットルディーゼルが他車との大きな差別点」と解説。

そのパワートレインは「(最高出力)130馬力、(最大トルク)300Nmを発生する1.5リットルブルーHDiディーゼルを搭載。トランスミッションは8速オートマチックで、これは『308』で最も人気の高い組み合わせになっている」という。

さらに「8速オートマチックのシフト形状はユニークで円形のダイヤルタイプ。SUVを意識したアドバンスドグリップコントロールも装備している」とも。

パッケージングは「全長4.4m、全幅1.85m、全高1.88mとなっていて、全長、全幅はプジョー『3008』に近い数字だが、全高は国産のミニバンに近い値となり、積載能力に大きく貢献している。日本導入仕様は5人乗りとなる」という。

ラゲッジルームは「奥行きが5人乗りの乗車状態で1m、2人乗りで1.88m、助手席を倒すと最長2.7mの長尺に対応する。5人乗りの際のトノカーバー下の容積は597リットル、2列目シートを倒した場合では室内高により最大2000リットルを超える数値となり、プジョー5008の1862リットルを上回る最大の容量を確保できる」とのことだ。

一方、インテリアに関しては「プジョーの十八番であるパノラミックルーフがリフターらしく多彩に進化している」とした上で、「電動シェードを持つガラスルーフの真ん中に半透明のレールを設けてデザイン的にユニークなだけでなく、バッグインルーフとして14リットル相当のものを収納できる。ルーフのフロント部分も18リットルの収納トレイになっており、夜はムードライトとして照度を調整して使用できる」と上村学氏は説明していた。

なお先行発売される特別仕様車リフター デビューエディションはマルチパノラミックルーフのほか、アドバンスドグリップコントロール、アクティブクルーズコントロールなど装備している。