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埼玉工業大学、自動運転バス体験試乗会開催へ—日野リエッセII にAIを実装 9月28日

  • 《画像:埼玉工業大学》

埼玉工業大学は、自動運転バスの体験試乗会を9月29日、埼玉県本庄市の公道にて実施する。

同大学では、AI人材の育成に積極的に取り組む中、今年4月に発足した自動運転技術開発センターで、AI技術を本格的に採用して走行する最新の自動運転バスの開発を進めている。8月1日に開発中の自動運転バスの試乗会を開催して開発状況を公開。その後、坂戸・よさこい、横浜市・真空展などのイベントにて体験試乗会を実施して、多くの一般市民に自動運転を体験してもらっている。

埼工大の自動運転バスは、 日野自動車のマイクロバス『リエッセII』をベースに自動運転AIを実装。既存車両を活かした経済性の高い車両で、自動運転(レベル3)の走行を実現する。オープンソースで普及が進む自動運転のAutowareを利用し、AIによる障害物の検知(識別・分類する)機能を強化して、LiDARやカメラの画像情報をディープラーニング(深層学習)により、周囲環境をAIで認識して障害物を回避して走行することも可能。専用レーンでだけでなく一般公道を走行できるため、地域の足としての実用化が期待され、商用化を目指した開発を進めている。

今回の体験試乗会は、こだま青年会議所が主催し、9月29日10時から17時に、JA埼玉ひびきの本店を会場とする9月例会「未来×地域×体験」のイベントに埼工大が協力して行うもの。本庄早稲田駅(北陸・上越新幹線)近辺の約2.3kmの公道を走行し、自動運転を体験してもらう。