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BMW M4 に450馬力の「エディション/// Mヘリテイジ」…世界750台限定のMカラー仕様
BMWは9月3日、ドイツ・アイフェルで9月13~15日に開催されるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)において、『M4エディション/// Mヘリテイジ』(BMW M4 Edition ///M Heritage)を初公開すると発表した。
BMWは現在、レーシングカーの『M4 DTM』でDTMに参戦している。そのベース車両の『M4クーペ』の特別モデルが、M4エディション/// Mヘリテイジだ。2019年11月から2020年4月にかけて、全世界向けに750台を限定生産する。
ライトブルー、ダークブルー、レッドの3色は、BMW Mのロゴに使用されている。1972年にBMW モータースポーツが設立されてすぐに、BMW『3.0 CSL』ベースのレーシングカーに、これらの3色が使用されたのがルーツだ。この3.0 CSLは、ツーリングカーレースで成功を収めた。
◆BMW Mを象徴する3色のボディカラー
それ以来、3色のクラシックなBMW Mカラーのストライプは、BMW Mのパフォーマンスとデザインを象徴するものとなる。M4エディション/// Mヘリテイジは、この3色の組み合わせを、専用の内外装に取り入れている。
M4エディション/// Mヘリテイジには、ラグナセカブルー、ベルベットブルーメタリック、イモラレッドの3色のボディカラーが設定された。さらに、カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製ルーフには、BMW Mの3色の装飾ストリップを、特別な製造プロセスを使用して表現した。足元は、オービットグレイマットカラー仕上げのスタースポークデザインを施した鍛造20インチMアルミホイールで引き締めている。
◆ボディカラーに合わせたインテリア
インテリアは、カラーと素材を専用仕立てとした。ツートンカラーデザインの専用フルレザーMシートを標準装備する。シートバックには開口部が設けられた。シートの色は、3色のボディカラーとコーディネートされており、2色のコントラストステッチが添えられる。ボディカラーがラグナセカブルーとベルベットブルーメタリックの場合、シートにはターコイズブルーのステッチが施されたシルバーストーン/ブラック、またはベルベットブルーとオレンジが用意される。ボディカラーがイモラレッドの場合、シートのレッドとブラックが、イエローとレッドのコントラストステッチに対応している。
M4エディション/// Mヘリテイジでは、専用に設計されたインテリアカーボントリムストリップを採用する。CFRP構造に3つのMカラーを特長とするストライプデザインを導入した。インテリアトリムストリップとドアシルの両方に、限定生産車を示す「Edition /// M Heritage」と「1/750」の刻印が付いたエンブレムが装着される。フロントのヘッドレストは、ターコイズ、オレンジ、レッドの「/// M Heritage」ロゴ入りだ。
◆3.0直6ツインターボは「コンペティションパッケージ」仕様
直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、「コンペティションパッケージ」仕様となっており、最大出力は19hpプラスの450hpに強化される。最大トルクは56.1kgmを引き出す。トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「M DCT」だ。0~100km/h加速4.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。BMWは、M4エディション/// Mヘリテイジはダイナミクス、俊敏性、精度を備えた高性能スポーツカーのハンドリングが体験できる、としている。