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コンチネンタル、自動運転向けの次世代ABSの開発を促進
コンチネンタル(Continental)は9月3日、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の誕生から50周年を迎える、と発表した。これを機に、自動運転向けの次世代ABSの開発を促進する、としている。
コンチネンタルは1969年秋、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショーにおいて、ABSを発表した。コンチネンタルは1965年から、乗用車用のABSの開発に取り組んでいた。急ブレーキや滑りやすい路面でブレーキをかけた際、車輪がロックするのを防ぎ、制動力を保ちつつ、車体の姿勢とステアリングの操作性を維持するABSは、現在では一般的な安全システムとなっている。
最新のABSには、発進時のパーキングブレーキの自動解除、ヒルスタートアシスト、アダプティブクルーズコントロールシステムの重要なコンポーネントなど、最大50の追加機能と安全機能が採用されている。それでいて、重量は2kgに軽量化され、一眼レフカメラと同じサイズにコンパクト化されている。
コンチネンタルの最初のABSは、5リットルの容量で、重量は11.5kgだった。この50年間でABSは進化し、ESCにつながった。さらなる開発の成果として、ABSは縦方向と横方向のダイナミクスのシャーシ制御システムに発展している。
コンチネンタルによると、このシステムは各車輪の制動力を個別に制御できるため、現在および将来の車両制御システムにとって、不可欠という。先進運転支援システム(ADAS)などのさらなる安全技術の条件でもあり、自動運転に向けた次のステップを可能にする、としている。