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積雪寒冷地での自動走行など実証試験へ 苫小牧東部開発新計画

  • 《図版 国交省》

国土交通省は8月20日、苫小牧東部開発新計画の進め方を策定し、物流・エネルギー・情報を柱に産業誘致を促進することを決めたと発表した。

国土交通省北海道局では、苫小牧東部地域の開発について、2019年以降、10年間の「段階的な開発の方向性」を検討するため、2018年度に外部有識者による「苫小牧東部地域開発検討会」を開催し、検討してきた。今回、検討会の意見を踏まえた「苫小牧東部開発新計画の進め方について」を策定した。

今後取り組む産業・プロジェクトと周辺環境整備として物流、エネルギー、情報の優位性を重視した産業・プロジェクトを誘致する。具体的には、積雪寒冷地での自動走行・ロボット・ドローンの実証試験を誘致するほか、新たな食関連産業の創出、水素・燃料電池など、再生可能エネルギーの活用、道内外との交通アクセスの利便性をいかした災害時の拠点形成を展開することを示した。

国土交通省北海道局では、今回策定された進め方を踏まえ、北海道や苫小牧市など関係機関と連携しながら苫小牧東部地域の開発を進めていく構え。