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メルセデスベンツの最高級EV「EQS」、2021年デビューか…ポルシェ タイカンに対抗
メルセデスベンツの電気自動車ブランド「EQ」の頂点に君臨すると思われる『EQS』(仮称)開発プロトタイプを、スクープサイトSpyder7のカメラが初めて捉えた。
EQブランドは、2016年のパリモーターショーで初公開した『ジェネレーションEQ』に端を発する。その後2018年3月のジュネーブモーターショーでは、その市販版として『EQC』をワールドプレミアし、EQシリーズ第一弾として発売。日本でも販売を開始した。EQCは、最大出力408ps、最大トルク765Nmを発揮し、航続距離はWLTCモードで400kmとされている。
同社では、2022年までに10台の電気自動車を発売する計画をもっており、EQCの後は、既存のモデルをベースとした『EQA』、『EQE』、そして『EQS』が続く。
今回初めて捉えたEQSの開発車両は、トランクリッドへ伸びる、かなり滑らかなルーフラインをもっており、『Sクラス』とは異なる5ドアファストバックスタイルが見てとれる。またフラットなフロント部には大型のヘッドライトを装備、ショートノーズ&ロングホイールベースも特徴的だ。
Cピラーは偽装されているが、その下には第三のコンパクトウィンドウが隠されている可能性があるほか、サッシュレスドアや格納式と思われるドアハンドルも確認できる。
プラットフォームにはダイムラーの最新EV専用モジュール式アーキテクチャ「MEA」(Modular Electric Architecture)を採用。各車軸には1基ずつ、2つの電気モーターを装備し、最高出力は500ps程度が予想されている。
ワールドプレミアは2021年と思われる。ライバルはポルシェ『タイカン』を筆頭にアウディ『e-tron GT』やテスラ『モデルS』を想定、今後激しいハイエンドEVセグメントの戦いが予想される。