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メルセデス Aクラスセダン、カーブ手前で自動減速…部分自動運転が可能
メルセデスベンツは7月26日、『Aクラスセダン』(Mercedes-Benz A-Class Sedan)の概要を明らかにし、同車に最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載すると発表した。
Aクラスセダンは、歴代『Aクラス』初となる4ドアセダン。同車には、部分的な自動運転も可能な最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用している。メルセデスベンツによると、先進運転支援システムの内容は、最上級サルーンの『Sクラス』並みという。
Aクラスセダンには、「アクティブ・ブレーキ・アシスト」を標準装備。ステレオカメラやレーダーセンサーが前方最大500mまで、広範囲に監視。前走車、前を横切る車両や合流してくる車、歩行者、路上の物体などとの衝突の危険性を検知すると、ディスプレイ表示や音でドライバーに警告する。
「アクティブ・ディスタンス・アシスト・ディストロニック」は、一定の条件下において、部分的な自動運転を可能にするもの。高速走行からの渋滞時にアクティブ・ディスタンス・アシスト・ディストロニックを起動させると、前走車との最適な距離をキープしながら、自動で走行する。自動再発進機能も備える。これは、停止後30秒以内であれば、ドライバーがアクセルを踏まなくても自動的に発進できるもの。ナビゲーションシステムの地図データを活用して、カーブなどの手前で自動的に減速することも可能。
また、「アクティブ・レーン・キープ・アシスト」は、ドライバーの意図に反して車線を逸脱しそうになると、ステアリングホイールを振動させて、ドライバーに警告。車線を逸脱した場合には、片側の車輪にブレーキをかけて、車両を元の車線に戻してくれる。