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レクサス GX、ランクル プラド 兄弟車に2020年型…新スピンドルグリルで表情一新

  • 《photo by Lexus》
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レクサスは6月18日、2020年モデルのレクサス『GX』(Lexus GX)を米国で発表した。

2003年にデビューした初代レクサスGXは、トヨタ『ランドクルーザープラド』を豪華に仕上げたモデルだ。レクサスのSUVラインナップでは、『RX』と『LX』の中間に位置するミッドサイズSUVとなる。2009年11月に発表された現行の2代目レクサスGXは、ランドクルーザープラドをベースに、レクサス向けの専用エクステリアを採用した。

プラドとの外観の違いはフロント部分が中心だ。グリルはプラドの縦基調に対して、GXでは横基調のメッキ仕上げに。ヘッドランプも内部のレンズ配置を変えている。リアはテールランプをLED化し、バンパーのデザインをプラドから変更した。

◆グリルの大型化で押し出し感を強調

今回、発表された2020年型は、現行GXのデビューからおよそ10年を迎えるのを機に、2度目の大幅改良を受けたモデルだ。そのハイライトは新しいフロントマスク。スピンドルグリルを大型化して押し出し感を強調するとともに、従来の横基調のメッキデザインから、スポーティなブラック仕上げのL字モチーフのブロックメッシュパターンに変更した。最新のレクサスの表情へと一新している。

トリプルビームLEDヘッドランプも新採用した。「スポーツデザインパッケージ」をオプション設定する。フロントのロワグリル、ドアミラー、エキゾーストパイプなどがマットブラック仕上げとなり、ガンメタル塗装の19インチアルミイホイールなどが装備される。

◆最新のコネクトを採用

インテリアは、空調とヒーター付きのフロントシートを採用する。スポーツデザインパッケージでは、2列目シートがキャプテンシートになる。オプションでウッド&レザーのヒーター機能付きステアリングホイールを用意した。セミアニリンレザーも新仕様に。「プレミアム」と「ラグジュアリー」グレードには、アルミ製トリムを施したグレーの「Sapele」ウッドが装備されている。

マルチメディアシステムでは、同時に3つのセクションを表示することができるカスタマイズ可能なホームスクリーンを備えたタッチスクリーンを新採用した。オプションのナビゲーションシステムは、3Dマップビューを導入する。リアシートには、2つのUSBポートを追加した。モバイル機器に電力を供給するUSBポートは、合計は4個に増えている。

「レクサス・エンフォーム・セーフティ・コネクト」により、レスポンスセンターへの24時間365日のアクセスが可能に。「レクサス・エンフォーム・サービス・コネクト」を利用すると、メンテナンスに関するリマインダーが送信され、レクサスディーラーでのメンテナンスがスムーズに受けられる。

また、「レクサス・エンフォーム・リモート」サービスを利用すると、スマートフォン、スマートウォッチ、「グーグル・アシスタント」または「アマゾン・アレクサ」対応デバイスを使用して、ドアのロックや解除、エンジンや空調の始動、燃料残量の確認などが遠隔操作で行える。

◆プラドにはない4.6リットルV8搭載

搭載エンジンに変更はない。プラドにはない4.6リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力301hp、最大トルク45.5kgmを発生する。トランスミッションは6速ATを組み合わせている。

2020年モデルには、「レクサス・セーフティ・システム+」を全グレードに標準装備した。歩行者検知機能付きのプリコリジョンシステム、車線逸脱警報、インテリジェントハイビーム、高速のダイナミックレーダークルーズコントロールなどが含まれている。