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【メルセデスベンツ GLE 新型】初の3列目シートを標準装備、4気筒ディーゼルも新設定

  • 《撮影 小松哲也》
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メルセデス・ベンツ日本は6月19日、全面改良した『GLE』の注文受付を開始した。3列目シートを初採用したほか、4気筒クリーンディーゼルエンジンを新たに設定したのが特徴。価格は940万‐1132万円となっている。

メルセデス・ベンツ日本で商品企画マネージャーを務めるマニュエル・テロネス氏は同日、都内で開いた発表会で「新型GLEは従来型と比べて全長が105mm、幅は12mm、そしてホイールベースが80mm長くなったことにより、居住性や積載性が大幅に向上。この恩恵を受けて今回、GLEに初めての3列目のシートが設定され、日本仕様では標準装備とした」と述べた。

さらに「3列目へは、2列目シートの肩口にあるボタンを押すだけで、2列目シートが前にスライドしバックレストが前傾することで、簡単にアクセスできる。人が多く集まった際の移動や、親子3世代でのお買い物やお食事などの際に、この3列目シートは活用できると思っている。また3列目が不要な時はフルフラットに収納しラゲッジスペースを広く確保することが可能」とも付け加えた。

日本市場に導入される新型GLEは、3リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンに電気モーターISGおよび48V電気システムを組み合わせたGLE450 4MATIC、3リットル直列6気筒ディーゼルターボエンジン搭載のGLE400d 4MATIC、および初設定となる2リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン搭載のGLE300d 4MATICの3タイプとなる。

このうちGLE300d 4MATICについてテロネス氏は「魅力的な価格も実現するGLE300d 4MATICは、CクラスやEクラスに採用され実績のある4気筒クリーンディーゼルエンジンをベースに、ターボの大型化などを行い最高出力245馬力、最大トルク500NmとGLEを無理なく加速させるのに十分なパワーを有している」と紹介。

またトップモデルのGLE450 4MATICに関しては「エンジンとトランスミッションの間に小型のモーターを配置し、48Vの電気で発電および加速などのサポートを行う。このシステムにより効率化はもちろんのこと高い走行性能を実現。またエンジン始動時の振動を大幅に低減するなど走行性能や快適性能をエンジンだけでは到達できなかったレベルまで向上させている。スムーズでありながらトルクフルな低速からの立ち上がりや高回転域での伸びやかな直列6気筒の加速感など、まるで大排気量の自然吸気エンジンのような感触でとても気持ちの良いパワートレイン」と解説した。