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オムニビジョン、HDRとLEDフリッカー抑制機能を搭載した車載向け映像処理プロセッサーを発表
オムニビジョン テクノロジーズは5月13日、新しいHDR(ハイダイナミックレンジ)機能とLEDフリッカー抑制機能を組み合わせた車載用映像処理プロセッサー(ISP)「OAX4010」をデトロイトで開幕したオートセンス展示会で発表した。
OAX4010は、オムニビジョン独自のLEDフリッカー抑制機能と120dB HDR機能により高品質な車載映像を実現する。処理能力はカメラ1つであれば60フレーム(FPS)、30FPSであればカメラ2つの映像処理が可能。サラウンドビューシステム(SVS)のISP個数を半減できる。
新製品を採用することで、1つのカメラをリアビューカメラや電子ミラー、サラウンドビューと幅広い範囲の車載用カメラに適用できる。従来、高い動作温度環境で長時間連続動作する電子ミラーなどでは、フリッカー抑制機能とHDR機能の同時動作に制約があったが、新製品は車載安全機能(ASIL)によりこの課題をクリア。LEDフリッカー抑制が要求されるLED標識やLED信号などを、GPSナビゲーション・ディスプレイ上にリアルタイム画像でオーバレイ表示できる。
OAX4010はAEC-Q100グレード2とASPICE CL-2の車載安全機能に準拠。すでにサンプル出荷を開始している。