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ボッシュ、自動運転など先進運転支援部門の売上高が15%増に…2019年見通し
ボッシュ(Bosch)は5月9日、自動運転を含めた先進運転支援システム(ADAS)部門の2019年の売上高が、2018年の20億ユーロからおよそ15%伸びて、23億ユーロ規模に達するとの見通しを発表した。
ボッシュの研究開発における中心的なテーマのひとつが、自動運転だ。交通事故のないモビリティ実現に向けた事業の一環として、ボッシュは2つの開発路線を展開している。その1つが、部分的な自動運転(レベル2/レベル3)を可能にする先進運転支援システムだ。ボッシュはこの分野において、テクノロジー、市場シェアの両面でリーダーとしての地位を築いているという。
2つ目の開発路線となるのが、2020年代初めにスタートするドライバーレスの自動運転(レベル4/レベル5)だ。ボッシュは、ドライバーレスの自動運転が個々のモビリティを根本から変え、ロボットタクシーやシャトルベースのモビリティなど、常識を覆すビジネスモデルへとつながっていくと見込む。
ボッシュでは現在、2年前の約2倍のおよそ5000人のエンジニアが自動運転の開発に携わっている。ボッシュは、自動運転は技術的に複雑であり、今後は投資が焦点になると考え、2022年までに総額40億ユーロの投資を行うことを決めている。
ボッシュは2019年、レーダーセンサーの売上高が20%、ビデオセンサーの売上高が30%増加すると予測している。ボッシュ取締役会フォルクマル・デナー会長は、「自動運転は将来性のある分野という枠を超え、すでに現在の段階で、ボッシュにとっての成長分野になっている」と述べている。