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広汽ホンダ、新型EV『P7』発売…航続650km、約386万円から
ホンダと広汽集団の中国合弁、広汽ホンダは、新型の電気自動車(EV)『P7』を発売した。この新モデルは、クラウドインテリジェント設計を採用し、電動化時代における新たな運転の楽しさを追求している。
P7は、シングルモーターの後輪駆動と、デュアルモーターの四輪駆動の2つの駆動方式を提供し、合計3つのバージョンがラインナップされている。価格は後輪駆動の長距離Proバージョンが19万9900元(約386万円)から、四輪駆動の長距離Maxバージョンが24万9900元(約482万円)まで。
P7は、クラウドインテリジェント高効率純電気アーキテクチャに基づいて開発された。このアーキテクチャは、ホンダの60年以上にわたる後輪駆動車製造の経験を活かし、高性能車によく見られる前後50対50の黄金重量配分を採用している。これにより、操縦性と走行の楽しさを高めている。
P7は、レベル2+の高度運転支援システムを搭載しており、高速道路での運転支援や、インテリジェントパーキングアシスト、衝突緩和ブレーキなどの機能を備えている。また、ドライバーモニタリングシステム(DMS)も装備され、運転者の状態をリアルタイムで監視し、注意散漫や疲労運転などを検知して適時に警告を発する。
走行性能面では、四輪駆動版の最大出力は前輪150kW、後輪200kWで、ピークトルクは前輪350N・m、後輪420N・mとなっている。0-100km/h加速は4.6秒で、力強い走りを実現している。航続距離は、単一モーター版がCLTC方式で650km、デュアルモーター版が620kmを達成している。
車内では、12.8インチと10.25インチの大型タッチスクリーンディスプレイや、9.9インチの全仮想TFTデジタルメーターとAR-HUDを搭載し、先進的なインターフェースを提供している。また、16スピーカーのBOSEサウンドシステムを採用し、高品質なオーディオ体験も実現している。