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三菱『エクスフォース』ハイブリッド、安全性能でASEAN NCAP最高評価に
三菱自動車は、コンパクトSUV『エクスフォース』のハイブリッドEV(HEV)モデルが、東南アジア地域の新車を対象とする安全性能評価「ASEAN NCAP」において、最高評価となる5つ星を獲得したと発表した。
エクスフォースのHEVモデルは、先進運転支援機能「Mitsubishi Motors Safety Sensing」を搭載している。この機能には、レーダークルーズコントロールシステム(ACC)や衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)、後側方車両検知警報システム(BSW/LCA)など6種類の先進安全装備が含まれており、高い予防安全性能を実現している。
さらに、衝突安全強化ボディ「RISE」や6つのSRSエアバッグを採用することで、衝突安全性能も確保。これらの安全技術により、エクスフォースのHEVモデルはASEAN NCAPにおいて最高評価を獲得した。
エクスフォースのHEVモデルは、2025年3月にタイで世界初披露。三菱自動車が誇るプラグインハイブリッドEV(PHEV)由来のHEVシステムを搭載し、高効率で優れた環境性能と力強い加速性能を実現している。また、FF方式の2WDをベースとしながら、アクティブヨーコントロール(AYC)をはじめとする独自の四輪制御技術と7つのドライブモードにより、様々な走行状況や天候、路面においても安全・安心な走りを可能にしている。
三菱自動車は、交通事故ゼロのクルマ社会に向けた安全理念を掲げ、安全技術の開発・普及と交通安全教育の2つの側面から取り組みを進めている。エクスフォースのHEVモデルの高い安全性能は、この取り組みの成果の一つといえる。