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アウディ史上最も豪華なSUV『Q9』の開発が再スタート! ねらうはBMW X7、メルセデス GLSの座!?
アウディは2022年以降、BMW『X7』やメルセデスベンツ『GLS』からシェアを奪うべく、新型車を開発中と噂されているが、そのプロトタイプと思われる開発車両をスクープ班のカメラが初めて捉えた。市場への投入は2027年か。
アウディ『Q9』と呼ばれるであろう大型SUVの新型は、実は2021年に一度プロトタイプが公道に出現している。そのときは車体の中央部が少し長くなっただけの『Q7』だった。コロナウィルス感染症などの影響で開発プロジェクトは中止されていたが、再び動き出したようだ。
撮影に成功したプロトタイプのカモフラージュはかなり多いが、それでも2021年のプロトタイプと異なり、将来のQ9の姿を垣間見ることができる。フロントエンドにQ7よりさらにスリムなヘッドライトを装備、グリルは巨大で、非常に高いボンネットラインまで伸びている。
リアのデザインはアウディQ7というよりメルセデスベンツGLBに近いが、アウディの現在のテールライトの形状を踏襲している。おそらく、Q9も最新のアウディと同様に、テールライトの間にLEDライトバーが走るだろう。また、ナンバープレートはQ7がテールライトの下のくぼみに配置されていたが、Q9ではバンパー下部に移動された。
現在アウディがラインナップする大型SUVのQ7は、真の高級SUVとまでは言い難い。たとえばQ7の全長は5070mmだが、BMW X7が5170mm、メルセデスベンツGLSが5210mmだ。この差は、とうぜん室内空間にも反映される。
ただし、アウディQ7がBMWやメルセデスベンツから買い手を奪いたいのであれば、ホイールベースがQ7より長くなったり、スペースが広くなったりするだけでは不十分だ。市場トップレベルのパフォーマンスや、高級機能を追加する必要もあるだろう。
フォルクスワーゲングループで大型モデルを計画しているのは、アウディだけではない。ポルシェは、「K1」というコードネームで呼ばれる大型3列シートモデルを開発中だ。このモデルは当初、フル電動モデルになると予想されていたが、ポルシェは計画を変更する必要性を認識しており、最終的に開発を最初からやり直し、そのプラットフォームをアウディQ9が共有する可能性もある。追加情報が待たれる。