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トヨタのBセグ電動SUV『アーバンクルーザー』、今秋欧州発売へ…航続400km

  • 《photo by Toyota》
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トヨタ自動車は、新型の小型電動SUV『アーバンクルーザー』を今秋に欧州市場で発売すると発表した。欧州Bセグメントに属する電動SUVとなる。

外観デザインは「アーバンテック」と呼ばれる現代的なスタイルを採用し、本格的なSUVの質感を表現している。フロントの「ハンマーヘッド」デザインとスリムなヘッドライトユニットは、トヨタの新世代モデルの特徴となっている。

サイズは現行の『ヤリスクロスハイブリッド』よりもわずかに大きく、都市部での運転に適している。一方で、2700mmのホイールベースと巧みな設計により、クラス上のモデルに匹敵する室内空間を実現している。後部座席は前後にスライド可能で、乗員スペースや荷室を柔軟に調整できる。

アーバンクルーザーは、トヨタの電気自動車モデルに採用されている2種類のバッテリーを設定する。これにより、顧客のモビリティニーズと予算に合わせた選択が可能となる。

パワートレインは、前輪駆動モデルと4輪駆動モデルが用意される。49kWhバッテリー搭載の前輪駆動モデルでは約300km、61kWhバッテリー搭載モデルでは約400kmの航続を目標としている。4輪駆動モデルは61kWhバッテリーを搭載し、1回の充電で約350kmの走行が可能となる見込みだ。

トヨタは、バッテリーの耐久性を重視し、最大10年または100万km走行までのバッテリーケアプログラムを提供する予定だ。これにより、顧客の長期的な安心感を高めることを目指している。

アーバンクルーザーの欧州市場投入により、トヨタは電動SUV市場での競争力を一層強化することになる。