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トヨタ『カローラ』、2025年型を欧州発表…新色「メタルオキサイド」とサステナブル素材採用
トヨタ自動車の欧州部門は、コンパクトカー『カローラ』の2025年モデルを発表した。ハッチバック、ツーリングスポーツ(ワゴン)、セダンの3ボディタイプで、環境に配慮した新素材の採用や新色の追加など、様々な改良が施されている。
最大の特徴は、内装材にサステナブル素材を積極的に取り入れた点。全グレードで、ステアリングホイールとシフトノブに高品質な合成皮革を採用。さらに、ハッチバックとツーリングスポーツのMid+グレードでは、リサイクル素材を使用した新しいシート生地をオプションで選択できるようになった。この素材は、異なる色の再生繊維を組み合わせることで、独特の魅力的な外観と耐久性を実現している。
外装では、新色「メタルオキサイド」が追加され、カラーパレットは全10色に拡大した。この深みのある赤色は、ハッチバックとツーリングスポーツではグロスブラックルーフとの2トーンカラーで、セダンでは単色または2トーンで選択可能だ。また、全グレードでドアミラーカバーがグロスブラックとなり、ボディカラーとのコントラストが際立つデザインとなっている。
パワートレインは、2種類の高効率ハイブリッドシステムを継続して搭載。これは、トヨタが掲げる「誰もが利用できる低排出ガスモビリティ」を実現するための多様なアプローチの一環だ。
安全面では、最新世代のトヨタセーフティセンスを含むトヨタT-Mateの安全運転支援機能を搭載し、高度な保護と安心を提供している。
2025年モデルのカローラは、2月からトヨタ英国工場でハッチバックとツーリングスポーツの生産が開始され、3月にはトヨタトルコ工場でセダンの生産が始まる予定だ。販売は3月から順次開始される。