注目の自動車ニュース
ブラジルの日産キックスが『キックスPlay』に進化、安全性能がアップデート
日産自動車は、小型SUV『キックス』の2025年モデルをブラジルで発表した。2025年から段階的に導入される新戦略の一環として、モデル名に「Play」を追加し、『キックスPlay』として生まれ変わる。
この新モデルは、ブラジルのリオデジャネイロ州にあるレゼンデ工場で生産され、2月から全国の日産ディーラーで販売が開始される。2024年、ブラジルでの販売台数が過去最高を記録し、同国で最も愛されているSUVの一つとなっている。
新しい日産キックスPlayは、「Active Plus」、「Sense」、「Advance Plus」の3グレードで展開される。全グレードで、トランクリッドの左下に「Play」の文字が追加される。
2024年モデルと比較すると、Senseグレードに17インチアルミホイールが標準装備されるほか、最上位グレードのAdvance Plusには日産セーフティーシールドの一部として、衝突危険警報および回避支援システムが搭載される。具体的には、前方衝突警報とインテリジェント緊急ブレーキ(FCW/FEB)が新たに採用された。
広々とした室内空間や快適性など、キックスの特長は引き続き市場で高く評価されている。エンジンは新しい排出ガス規制(Proconve L8)に適合した1.6リットル16バルブユニットで、エタノール使用時に113hp、ガソリン使用時に110hpを発揮する。
ボディカラーはダイヤモンドホワイト、クラシックシルバー、グラファイトグレー、プレミアムブラック、マルベックレッドの5色が用意される。
さらに、1年間のAmazon Music Unlimitedサービスが付帯する。このサービスはiOS、Android、ウェブで利用可能で、1億曲以上の楽曲と多様なポッドキャストを楽しむことができる。
日産は、キックスPlayを通じて、ブラジル市場での成功を更に拡大し、安全性能の向上と新たなブランド戦略で顧客のニーズに応えていく姿勢を示している。