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VW、2万ユーロの新型エントリーEV、2027年投入へ

  • 《photo by VW》
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フォルクスワーゲンの乗用車ブランドは、2030年に向けた野心的な3段階計画を発表した。同時に、新型エントリーEVのティザースケッチを公開している。

ドイツ・ヴォルフスブルク工場で、この新しい全電動コンパクトクラスの生産を行う計画だ。

フォルクスワーゲンブランドのトーマス・シェーファーCEOが、ブランドの未来計画を発表した。従業員は、約2万ユーロ(約316万円)の価格で販売されるフォルクスワーゲンの将来のエントリー電動モデルのデザインを初めて目にした。シェーファーCEOは、「電動モビリティを誰にでも魅力的にすることが我々のブランドの約束」と述べた。

フォルクスワーゲンは、2027年に新型エントリーモデルの市販モデルを公開する予定。ベース価格は約2万ユーロで、幅広いユーザー層にとって魅力的な選択肢となる。低コストのエントリーレベルのモビリティは、ブランドの未来計画の柱の一つだ。

ヴォルフスブルク工場は、電動化時代においてもフォルクスワーゲンブランドの中心であり続ける。『ゴルフ』の生産をメキシコに移転することで、最新技術のためのスペースを確保する。新しい生産プロセスが導入され、次世代の電動ゴルフと高ボリュームの電動『T-Roc』が新しいSSPプラットフォームで生産される予定だ。

フォルクスワーゲンは、2030年までに技術的にリーディングな量産メーカーとなることを目指している。このために、競争力の強化、新モデルの導入、そして世界的なモビリティの推進を含む3段階計画を採用している。