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アルファロメオ『ジュニア』、伊『クアトロルオーテ』誌のカーオブザイヤーに選出

  • 《photo by Alfa Romeo》
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アルファロメオは、新型コンパクトスポーツ『ジュニア』が、イタリアの自動車専門誌『クアトロルオーテ』の読者投票により「カー・オブ・ザ・イヤー2025」に選出されたと発表した。

オンラインで実施された投票では、熱心な自動車ファンたちが2024年に登場した主要な新車20モデルの中からジュニアを選び、16%の得票率で他車を上回った。

ジュニアは、コンパクトなボディにスポーティなパワーを宿し、一目でイタリアンスタイルを感じさせるデザインが特徴だ。Bセグメントへの回帰を待ち望んでいたアルファロメオファンや新たな顧客層にアピールする同ブランドの新たな入門モデルとして位置付けられている。

アルファロメオは、このクラスで最もスポーティで興奮を呼ぶ運転体験を提供するコンパクトカーを目指した。『ジュリエッタ』や『ミト』のファンとも対話でき、新世代のアルファロメオ愛好家を惹きつける魅力を備えている。

ハイブリッドとEVの2タイプで展開されるジュニアは、『147』(2001年)、ミト(2009年)、ジュリエッタ(2011年)、『ジュリア』(2017年)、『ステルヴィオ』(2018年)、『トナーレ』(2023年)に続く7台目の受賞車種となった。

ステランティス・イタリアのカントリーマネージャー、アントネッラ・ブルーノ氏は「ジュニアは我々が大いに期待するモデルで、その結果が証明されている。2024年後半だけで約5000台の受注と2300台の登録があった。特徴的なデザインと優れた性能が、より若くダイナミックな層に受け入れられ、顧客からの反応も非常に良好」とコメントした。

アルファロメオ・イタリアのマネージングディレクター、ラファエレ・ルッソ氏も「この賞を受けることは大きな誇りであり、日々より良いものを作る原動力となる。クアトロルオーテの読者には、魅力的なスタイルと最先端のコネクティビティ、走行ダイナミクス技術を兼ね備えた、クールでユニークな存在であるジュニアの価値と美しさを評価してもらった」と述べている。

アルファロメオ ジュニアの受賞は、伝統あるイタリアンブランドが新時代のコンパクトカー市場で存在感を示す重要な一歩となりそうだ。電動化時代においても、スポーティで魅力的なデザインと走りを追求する同社の姿勢が、多くの自動車ファンの心を掴んだといえる。